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2014年10月31日金曜日

『良き音楽』の作り方のヒント


村上春樹さんが「小澤征爾国際音楽アカデミー(スイス)」を体験(参観)したときの話に、マスター・クラスの指導内容が出てくる。これが、『良き音楽』の作り方のヒントになりそうなのでご紹介したい。

2014年10月30日木曜日

小澤征爾×村上春樹の対談が素晴らしい!

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』という本を読んだ。小澤征爾さんと村上春樹さんの対談がメインであるが、なんというか「音楽」があふれている、「音楽」が今にも聞こえてきそうな本だ。最後まで楽しく読めた。


2014年10月29日水曜日

新しいピアノ曲探し:ファリャのノクターンなどいいかも ♪

少し前の記事《次の選曲どうするか?→新しい曲探し?》で書いたが、「自分が弾いて楽しむ曲」を少し幅広く探してみようと思っている。幅を広げるために、これまであまり聴いたことのない曲も聴くことにした。

まずは、前から少し気になっているスペイン物から始めることにした。若いころ、ちょっとだけギターをやったことがあり、ギター音楽は好きな分野ではある。

2014年10月28日火曜日

近況:「悲愴」ソナタ、ポイントはスピードアップ?

ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の第1楽章、なかなか手ごわい。しかし、今のところ諦めずに、11月15日完を目標に練習している。

なので、とりあえず最後まで譜読みを終えて、今月末には、全体を練習できる状態にしようとしている。進捗表をアップデートしてみたが、あまり進んでいるという感じではない。「練習」のところは「譜読み」くらいが正しい表現かもしれない。そんな感じを薄い色とグラデーションで表現してみた。


2014年10月25日土曜日

次の選曲どうするか?→新しい曲探し?

ちょっと気が早すぎることは百も承知なのだが、次の選曲が気になり始めた。きっかけは昨日の記事である。


どうせ練習するなら、弾いて楽しい、やりがいのある曲、弾けるようになると嬉しくなる曲をやりたいと思う。問題はそれをどうやって選ぶか、である。

2014年10月24日金曜日

ベートーヴェン「悲愴」を弾く「手応え」「やりがい」?

ベートーヴェンの「悲愴」ソナタ、苦しみながらも楽しく練習している。のだが、今ひとつ自分の中で盛り上がりに欠ける(?)ような気がしている。これは何なのだろう?

ドビュッシーの2曲(アラベスク1番、ベルガマスク組曲のプレリュード)をやっていたときには、「手応え」のようなものを感じていた。新しい音の響きに出会えた喜び、あるいはその音を自分が出せているという「やりがい」のような感覚があった。

そういう感覚が、どうもベートーヴェンの場合は少ないようなのだ。

2014年10月23日木曜日

ピアノで胸の筋肉痛になるか?!

数日前から、胸(の付け根あたり)の筋肉が痛む。右側だけ。このところ、天井灯の傘を磨くなどちょっとした掃除をしていたので、そのせいだと思っていた。

ところがカミさんいわく、「ピアノの弾き方がわるいんじゃないの?」

即座に否定するも、まったくないとも言い切れない。ベートーヴェンの「悲愴」ソナタを四苦八苦しながら練習しているので、いつも以上に力んでいる可能性はある。とくに今は「難所」の数カ所の繰り返し部分練習中である。

2014年10月22日水曜日

「人生が深まるクラシック音楽入門」:音楽は心を入れる器

『人生が深まるクラシック音楽入門』という本を読んだ。ピアノ曲以外のクラシック音楽も、もう少し聴いてみようと思ったからである。

伊東 乾 (著)、幻冬舎新書(2011/7/28)


2014年10月21日火曜日

重量奏法+手首の脱力で難所攻略!?

昨日の記事でも書いたが、「悲愴」ソナタにあるたくさんの難所に苦戦している。練習方法や攻略法を考えているが、そう簡単にはいかない。

で、《「ロシア・ピアニズムの贈り物」:重量奏法を身につけるために》で紹介した重量奏法の練習方法を使ってみることにした。

「最初は一音一音、手首の上下運動を使って音を出す練習」をするとある。手首を上下に振りながら、ゆっくりのテンポで一つ一つに重みをかけていくというやり方だ。

まずは、一番苦労している次の箇所、第2主題の後半部分で 試してみようと思っている。



2014年10月20日月曜日

近況:「悲愴」ソナタ 進捗表、そろそろ展開部 ♪

ベートーヴェンの「悲愴」ソナタ第1楽章、かなり苦戦しながらも一歩ずつ前進、という感じで練習中。今は、序奏部と提示部の4ページ分をやっているが、やはり、いくつかの難所はなかなかクリアできない。

気晴らし?に「進捗表」を作ってみた。


2014年10月19日日曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」ノート5:「響きで創造する」

出典:『ロシア・ピアニズムの贈り物』
   (原田 英代 著、みすず書房、2014年7月)

※数字はページNo.
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第七章 響きで創造する


2014年10月18日土曜日

日本の現代ピアノ曲を探す(最終回):三善晃「波のアラベスク」

「日本の現代ピアノ曲を探す」シリーズと(勝手に命名)して、7月から私のお気に入りピアノ曲を探してきたが、ピティナの「日本出身の作曲家の一覧」の276人を一通りチェックし終わった。ほかにも聴くべき日本人作曲家はいると思うが、とりあえずこのシリーズは今回で終わりとしたい。

結果としては、17人28曲をリストアップした(→《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》)。もう一度聴くと違った印象・評価になるものもあると思う。少し時間をおいて、聴き直してみようと思っている。

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 追加:三善 晃「波のアラベスク」

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。

この曲は、『子どものピアノ小品集 海の日記帳 (三善晃)』という 曲集のなかの一曲。(下記記事参照)

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波のアラベスク
作曲: 三善 晃

2008入賞者記念 上總 藍/三善 晃:波のアラベスク
Piano:上總 藍
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2014年10月17日金曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」ノート4:「身体が生みだす響き」

出典:『ロシア・ピアニズムの贈り物』
   (原田 英代 著、みすず書房、2014年7月)

※数字はページNo.
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第五章 朗読と音楽のコーポレーション

※朗読
※2007年から行っている朗読と音楽を組み合わせたプログラムの紹介

2014年10月16日木曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」ノート3:「ストレインジ・シューベルト」

出典:『ロシア・ピアニズムの贈り物』
   (原田 英代 著、みすず書房、2014年7月)

※数字はページNo.
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第四章 ストレインジ・シューベルト


2014年10月15日水曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」:重量奏法を身につけるために

昨日に続いて『ロシア・ピアニズムの贈り物』という本から。

今回は「重量奏法」について。ロシアの名匠メルジャーノフの愛弟子である原田英代が、自らの経験に基づいて解説したものである。


『ロシア・ピアニズムの贈り物』
原田 英代 著、みすず書房 (2014)



「ロシア・ピアニズムの贈り物」ノート2:重量奏法の秘密

出典:『ロシア・ピアニズムの贈り物』
   (原田 英代 著、みすず書房、2014年7月)


※数字はページNo.
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第三章 名匠ヴィクトル・メルジャーノフ


2014年10月14日火曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」:ロシア的《響き》の謎を追う

『ロシア・ピアニズムの贈り物』という本を読んだ。著者は、モスクワ音楽院で名匠メルジャーノフから重量奏法を学んだピアニスト原田英代である。


『ロシア・ピアニズムの贈り物』
原田 英代 著、みすず書房 (2014)



2014年10月13日月曜日

「ロシア・ピアニズムの贈り物」ノート0:紹介

『ロシア・ピアニズムの贈り物』(原田 英代 著)という本を読んだ。ピアノの重量奏法を知りたくて読んだのだが、ピアニストや作曲家の系譜なども非常に面白く読めた。読書メモ(ノート)の前に、概要をご紹介する。



近況:「悲愴」ソナタ「作戦」の効果は?

《「悲愴」ソナタ:練習方法の作戦!》で立てた「作戦」にそって1週間がんばってみた。その結果は、まずまず、「ハーフ&ハーフ」?といったところ。つまり、うまくいったところとそうでもないところが半々という感じ。

2014年10月10日金曜日

「線の音楽」:現代作曲家たちが考えてきたこと

1ヵ月近く前に、《現代ピアノ音楽の勉強を始める》という記事で、『線の音楽』という本をご紹介した。

「1979年、日本の現代音楽の作曲と聴取に革新をもたらした記念碑的名著、待望の復刊!」と紹介されており、期待して読み始めた。のだが、少し文章が難しくて、けっこう時間がかかってしまった。しかし、内容としては期待した以上に面白く読み応えのあるものであった。

『線の音楽』(近藤 譲 著、アルテスパブリッシング、2014)


2014年10月9日木曜日

「ピアノ練習マゾ」ってあるのだろうか?

数日前の記事(《「悲愴」ソナタ:練習方法の作戦!》)で12カ所(パターン)の部分練習に集中することにした、と書いた。

で、それを実行中なのだが、思ったよりも楽しい。決して練習がはかどっているわけではないし、うまく弾けているわけでもない。むしろ逆だ。でも、楽しい、というか充実感があるのだ。…ん?、もしかして、これって「ピアノ練習マゾ」みたいなものか?



2014年10月7日火曜日

ティル・フェルナーのマスター・クラス ♪

ティル・フェルナーのミニ・コンサート&マスター・クラスを見つけた。少し前に「お気に入り」に追加したピアニストである。プロフィールなどは下記の記事に書いたが、とくに気に入ったのはバッハである。




2014年10月6日月曜日

「悲愴」ソナタ:練習方法の作戦!

数日前の記事《「悲愴」ソナタの目標管理シートが作れない!》で書いたように、「悲愴」ソナタの第1楽章は、第2・第3楽章の練習経験から想像していた以上に難しい。「目標:ちゃんと弾けること!」が冗談ではなくなりそうである。

そこで、少し作戦を考えた。

2014年10月4日土曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:吉村弘「静けさの本: STATIC」心静まる曲

「日本の現代ピアノ曲を探す」シリーズ、今回は少し雰囲気の違う曲。吉村弘という作曲家の「STATIC」という曲で、「現代ピアノ音楽」というにはやや抵抗がある。癒し系?(この言葉はあまり好きではないが…)のような、やや捉えどころのない、しかしどこか懐かしい感じのする心静まる曲である。


《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 追加:吉村弘「静けさの本:STATIC」

《【現代ピアノ曲】日本人作曲家》 の記事に次の曲を追加しました。吉村弘 氏は、日本の環境音楽の草分けであり第一人者。この「STATIC」という曲は、『静けさの本』という CD-BOOK(エッセイ・楽譜・CD)に収録されている11曲のなかの一つ。(下記記事参照)

《日本の現代ピアノ曲を探す:吉村弘「静けさの本: STATIC」心静まる曲》


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静けさの本:STATIC
作曲: 吉村 弘

吉村弘/「静けさの本」より STATIC
Piano:須藤 英子
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2014年10月3日金曜日

「悲愴」ソナタの目標管理シートが作れない!

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」の第1楽章、喜び勇んで練習を始めたところである。なのだが、ざっとした感じをつかもうと弾いてみたところ、思った以上に難しそうなので、最初からちょっとくじけそうになっている。一言でいうと、すんなり弾けそうな箇所がほとんどない!! で、目標管理シートが作れそうもない…。

まさか、目標は「ちゃんと弾けること!」というわけにも行かないし…。

2014年10月2日木曜日

ピアノ楽譜の整理と修復 ♪

ピアノの楽譜をピアノ室から退避していたので、思い立って、ぜんぶ整理してみることにした。カミさんの現役時代からのものがたくさんあるので、けっこう大変な作業になった。


2014年10月1日水曜日

近況:今日からベートーヴェン「悲愴」第1楽章 ♪

 早くも10月である。9月は工事などもあり、あたふたしているうちにあっという間に過ぎてしまった。ピアノもやっとちゃんと弾ける状態になったので、心機一転(というほどでもないが…)、練習に励もうと思っている。

今日からは、予定通りベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」の第1楽章に取り組むつもりである。少し楽譜を眺めたが、なかなか大変そうだ。しかし、その分「やりがい」もあるということで、苦労を含めて楽しみたい。

「線の音楽」ノート5:『線の音楽』の展開〜新しい夢

出典:「線の音楽」(近藤 譲 著)
    第1部「アーティキュレイション」


アーティキュレイション 第 Ⅳ 章(続き)