久しぶりに「モヤモヤおじさん」登場かな？…と思いながら前回の「モヤモヤ」記事をチェックしてみたら、ちょうど半年ほど前であった（↓）。
…で、その記事にザッと目を通してみて、ビックリした。いま思っていることとかなりダブっているのだ…(^^;)。進歩がないというのか、懲りないなぁ…というのか？
その変わり映えしない共通項みたいなものを並べてみると…。
- 全体的に「疲れた〜〜〜！」…という感じ
- いつもの半分くらいしかブログ記事を書いていない
- 練習や音楽鑑賞はそれほど問題はない
- 聴いていいなぁ ♪ と思う曲がいまだに弾けない
- 有名なピアノ曲に対する「耳タコ」現象
今回ちょっと重症かもしれないと思っているのは 5. の「耳タコ」現象だ。
前回の記事では「有名なピアノ曲に対する『耳タコ』現象」と書いているのだが、最近、聴いて「いいなぁ ♪」と思う演奏がどんどん減ってきているような気がするのだ。好きな曲、好きなピアニストでも…である。
もちろんすべてではない。例えば、2年ほど前に聴いて感激したアンデルシェフスキの平均律（第2巻から）はいま聴いても素晴らしいと思う。
私の中では、バッハの曲は「耳タコ」になる確率が低いような気がする。
あと、現代ピアノ曲も、これは初めて聴く曲が多いので当然と言えば当然なのだが、あまり「耳タコ」は感じない。その代わり？「いいなぁ ♪」と思う確率も低いかな…(^^;)。
「耳タコ」問題は「予定調和」みたいなことと関連しているかも知れない。
期待する演奏（自分がいいとイメージする演奏）があって、その期待通りの演奏を聴いたとき、二つの反応があると思う。期待通りで良かった！…というものと、何だか物足りない？…というものだ。もちろん、この二つは共存するものだ。
私自身はもともと「ワクワクするような」とか「今までになかったような」とか「新鮮とれたて！」みたいな演奏が好きなので余計にそうなのかも知れないが、最近「物足りない」と感じることが多いようなのだ。いい意味で期待を裏切るような演奏を聴きたいと思っている。
もう一つの大きな問題が 4. の「聴いていいなぁ ♪ と思う曲が弾けない」こと。
これは、ピアノを始めたとき以来の大きな問題だ。ピアノの力量不足（永遠に解消する見込みのない問題）のために、聴いて「いいなぁ ♪」と思う難しい曲（プロがステージで弾くような曲）は、練習することさえ難しいのだ。
そのため、自分の力量にあった曲をちゃんと弾くことを目指すか、少し無理をしてでも弾きたい曲（の中で箸か棒には引っかかりそうな曲）を練習して、部分的にでも自己満足してよしとするか？…という問題をずっと抱えている訳だ。
結論としては「少し無理をする」という方向で練習してきた。
棚上げにしていた「力量にあった曲をちゃんと弾く」方は、今年の目標にした「レパートリーブック」で一応やってみることにしている。
それでも何となく落ち着かないのは「箸か棒には引っかかりそうな曲」という、まぁ何とか練習にはなるだろうという「制約」の中で曲を選んでいることにある…ような気がする。
まぁ、ベートーヴェンの生誕250周年の 2020年に、箸にも棒にも引っかかりそうもない無謀な挑戦（↓）をしたことはあるが…(^^;)。
そこで、今回考えたのはその「制約」を外してみようか？…ということ。
…と言っても、上のベートーヴェンのソナタのように無謀な「練習」をするとかではなく、その曲を少しでも理解するために、一部でも「かじって」みようかな？…という感じ。
言わば「お勉強弾き」？つまり、音楽鑑賞というかピアノ曲の理解のために、自分でその楽譜を見て、弾けそうな部分や有名なフレーズを曲がりなりにも弾いてみようかな？…ということ。
目的はその曲を知ることにあって、弾けるようになること、あるいはその曲を練習することでピアノの技量を上げようということではない。
ピアノ音楽鑑賞というものを中心に置いて、その質を上げる、その幅を広げるために、「楽譜を丹念に見てみる」「その一部でも自分で弾いてみる」ということだ。
目的はピアノ音楽をより良く、より深く楽しめる、味わえるようになること。
自分で練習した曲は、プロの演奏を聴いてもピアニストによる違いがよく分かったり、細かいところまで味わえるようになることは、これまでの経験で実証済みなので、「お勉強弾き」の効果はそれなりに期待できると思っている ♪
「聴いていいなぁ ♪ と思う曲が弾けない」ことには変わりないが、一部でも弾けるという経験によって何か新しい発見があるかも知れない。
…と期待して、「お勉強弾き」を少しやってみよう…という気になってきた…(^^)♪
でも、その前に、今練習している「トリオソナタ」をちゃんと弾けるようにしなくては！こちらの方はちょっと苦戦中。弾いていて楽しいのだが、なかなか上達しない…(^^;)。
それに関しては、次の近況報告で…。
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