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2021年7月31日土曜日

Bach100: 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 BWV1060 オーボエとヴァイオリンの方が好きかも ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、順番からいくと今日は「チェンバロ協奏曲 第7番 ト短調」BWV1058 なのだが、この曲はヴァイオリン協奏曲第1番からのリメイクなので既に聴いている(↓)。


…なので、今日は「2台のチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調」BWV1060 を聴く。


BWV1060 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


バッハには、チェンバロ 1台用の協奏曲以外に、2台・3台・4台のチェンバロを独奏楽器群とする協奏曲がそれぞれ 3曲・2曲・1曲存在している。

バッハのコレギウム・ムジクムでの音楽活動は、1729〜1737年の前期と1739〜1741年の後期に分かれているのだが、複数台用の協奏曲は前期に書かれている。

これは、この時期、長男のヴィルヘルム・フリーデマンや次男のカール・フィリップ・エマヌエルらと一緒に演奏するために作曲したと考えられている。

後期には息子たちが成人してライプツィッヒを離れて行ったために、バッハ自身が一人で弾くための 1台チェンバロ用の協奏曲が作られたようだ。


BWV1060 は「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」からのリメイクと言われているが、原曲は散逸しており、バッハ自身の作かどうかも不明だそうだ。

聴き慣れている曲の一つだが、「オーボエとヴァイオリン」と「2台チェンバロ」のどちらを聴き覚えているのか、自分でもはっきりしない…(^^;)。

「急-緩-急」の 3楽章からなる。


カール・リヒター(Karl Richter)とヘドヴィヒ・ビルグラム(Hedwig Bilgram)の「2台チェンバロ」を聴いてみた。Munchener Bach Orchester を指揮しているのはリヒター。


いい演奏なのだが、何となく物足りない感じもする…。


「オーボエとヴァイオリン」は 2つ聴いてみた。

最初にオランダバッハ協会の演奏を聴いた。オーボエは Emma Black という人、ヴァイオリンは佐藤俊介。やや粘っている感じ…(^^;)?



オーボエ Heinz Holliger、ヴァイオリン Gidon Kremer という巨匠 2人の演奏を聴いたが、こちらの方が歯切れが良くて好きだ ♪ それに、聴き覚えのある演奏に近い。

モダン楽器を使っているせいもあるかも知れない。



2台ピアノの演奏も聴いてみた。チェンバロよりもピアノの方が音がしっかり聴こえるので、こちらの方が好きだ ♪ 演奏は、ブルガリアの Genova & Dimitrov ピアノデュオ。



…と、異なる楽器での演奏をいくつか聴いてみたが、個人的には「オーボエとヴァイオリン」が一番好きかも知れない。

とくに、第2楽章の美しさは、オーボエとヴァイオリンの二重奏のような演奏によって一層引き立つような気がする。


以上、主な出典記事は下記。






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