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2020年2月22日土曜日

宙に浮く FAZIOLI ピアノ!♪

久しぶりに World Piano News からの話題。2つの新しい FAZIOLI ピアノの記事があったのだが、その一つがこの(↓)"The Flying Fazioli"(飛んでるファツィオリ)。

✏️Two New Fazioli Pianos




重いグランドピアノが宙に浮いているように見えるのだが、もちろんそんな訳はなく、壁に埋め込まれた鉄のフレームと黒い鉄製の枠(箱?)に支えられている…という仕掛け。

使用されたグランドピアノは Fazioli F156 で、重さは約 300kg あるそうだ。

屋根(天板)は通常の向きとは逆についていて、形も鉄製の箱に合わせて五角形になっている。何だか「黒い鉄の塊」感があって、余計に重い感じがする。

デザインした人は、重いものが浮いているという感じを強調したかったのか…?


このピアノは通常の商品とはもちろん違っていて、オーダーメイド、世界にただ一つしかないものだ。

設置されているのは、カナダのヴァンクーヴァーのウォーターフロントにある "Vancouver House" というところ。

気になるピアノの音は、通常の FAZIOLI ピアノとほとんど変わらないそうだが、ピアニストがフォルティッシモを弾くときはちょっと不安になるかも…だそうだ…(^^;)。


もう一つは、"The Origami Fazioli" というもの。白いグランドピアノのケース周りに、五角形の突起物?がついた面白い(と言えば面白い?)デザインの FAZIOLI だ。




これも特注品で、もともとカナダの "Fairmont Hotel" にあったピアノ(上の写真の右下)を "refurbish"(全面改装?)したもの。

元のピアノは 10年前に Fazioli F212 をベースに作られたもので、いろんなところに 18金のパーツが埋め込まれていて、$225,000 ほどのお値段のものだったようだ。

どうもお酒が飲める場所に置いてあったようで、お客のこぼした飲み物などでかなりのダメージを受けたそうだ。それで今回の "refurbish" となったらしい…(^^;)。

今回のコンセプトは「折り紙」で、香港の "origamist" Joseph Wu 氏がデザインしたとのこと。この Wu氏は折り紙の世界では有名人らしい。

✏️Joseph Wu 氏のFacebookページ


スタインウェイも色々なデザイン・ピアノを出しているが、FAZIOLI はこういったデザイン性の高いピアノをより多く手掛けているような気がする。ピアノは楽器でもあり、オブジェクト(装飾品・アート?)でもある?…ということなのかな?

《隈研吾デザインのFazioliグランドピアノ ♪》



まぁ、私には手の届かない世界の話ではあるが…。いいピアノほしい…(^^;)!



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《隈研吾デザインのFazioliグランドピアノ ♪》

《ホールで FAZIOLI 弾いてきた!♪》


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