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2020年2月21日金曜日

BTHVN op.10: ピアノソナタ第5・6・7番 Maurizio Pollini ♪

久しぶりの「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、今日は Op.10 の3つのピアノソナタ(5番・6番・7番)(1795-98)。

今回一番気に入った演奏は、こちらも久しぶりに聴いたマウリツィオ・ポリーニの CD である。これがなかなか良かった…(^^)♪


Op.10

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini, 1942年1月5日 - )と言えば、私の学生時代から活躍していた凄いピアニストだったわけで、ショパンの完璧なエチュードなど沢山の名盤も録音している巨匠・超有名人である。

ショパン国際ピアノコンクールに18歳で優勝(1960年)したあと、10年近く本格的な演奏活動から遠ざかり研鑽を積んだという話は、本当にいい話だと今でも思っている。

…が、何となく「技巧派」的なイメージとともにちょっと冷たい風貌もあり、少し前には、とあるリサイタルでかなり年齢を感じさせる演奏をしてしまった…という噂もあり。

…という訳でもないが、私自身がピアノの練習を始めてからは、なぜか、ほとんど聴いてこなかったピアニストでもある。


それが、なぜ今回ポリーニかというと…。

例によって、YouTube でこの作品10 のピアノソナタを聴いたのだが、何となくピンとくる演奏がなかった。

そもそも、この5番・6番・7番あたりのピアノソナタは曲自体がとくにお気に入りという訳でもないので、そのせいなのかな?とも思った…。

…のだが、一応 Spotify で CD を検索してみた。すると、一番最初に出て来たのがポリーニのこの CD (↓ 2004年リリース)だった。


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5~8番




聴いてみると、これがなかなか良かったのだ…(^^)♪

ポリーニのクリアな音と明快なピアニズムもさることながら、心地よい情感にあふれていて、若者が弾いているかのように活き活きとしている。「2002年9月ミュンヘンでの録音」とあるので、ポリーニ 60歳のときの演奏だ。

これは、もう一度ポリーニを聴いてみる必要があるかなと思った。


最近、ベートーヴェンのピアノソナタの再録音にも取り組んでいるという記事もあった。

✏️世界同時発売!巨匠ポリーニがベートーヴェンの後期3大ピアノ・ソナタを約43年ぶりに再録音!

これ(↓)が、2019年 6月、9月にミュンヘンで新しく録音された 30番、31番、32番のピアノソナタの CD ♪ なんと!偶然にも今日が発売日だった…(^^)♪


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番~第32番




ポリーニはすでにベートーヴェンのピアノソナタ全集を出しており、これと聴き比べてみるのも面白いかも知れない。

この全集(↓)は「1975年に録音された第30番、第31番からスタートし…続いて1977年の第32番と、第28番&第29番が録音され、その後全集の完成までに39年を要し」て、2014年にリリースされたものだ。


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集





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