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2018年10月8日月曜日

▼"Tempest" 3楽章: そろそろメトロノーム?

前回の近況報告で「もう少し進んだら、一度メトロノームを使って、どんな感じになっているのかチェックしてみよう」と書いた。が、一応の基準が必要だと思い、YouTube にある何人かのピアニストのテンポを調べてみることにした。

ちなみに、私のテンポはどうも冒頭の第1主題の左手伴奏で決まりそうだ。正確にいうと、最初の 2つの16分音符「レ-ラ」、いや 4小節目の「ラ-ラ」で決まるかな…(^^;)?




この第3楽章のテンポは "Allegretto" で、メトロノーム記号はない。このソナタが書かれた頃にはメトロノーム自体がまだない。

ちなみに、メトロノームが発明されたのは 1816年。ベートーヴェンがピアノソナタ28番を書いた年にあたる。で、唯一ピアノソナタ29番「ハンマークラヴィーア」にだけメトロノーム記号が書かれている。

《ベートーヴェンのメトロノーム記号》


それはさておき、YouTube に登場するピアニストのテンポを調べた結果は下記の通り。私の都合?により遅い順になっている。

数字は演奏時間とメトロノーム記号「♪=n(bar/m)」の数字。最後のカッコ内 "bar/m" は私の造語。1分間あたりの小節数(の方が数えやすそうなので…)。

  1. クラウディオ・アラウ 7:43、♪=192 (64)
  2. ダニエル・バレンボイム 7:41、♪=192 (64)
  3. ヴィルヘルム・ケンプ 7:07、♪=208 (69)
  4. ヴァレンティナ・リシッツァ 6:54、♪=214 (71)
  5. クン・ウー・パイク 6:30、♪=228 (76)
  6. ロナルド・ブラウティハム 6:07、♪=242 (81)
  7. グレン・グールド 4:45(繰返しなし)、♪=252 (84)

ちなみに現在の私はといえば、途中引っかかりながら、繰り返しなしで 15分弱!かかっている。一応計算してみると♪=80 (27)。クラウディオ・アラウの 2.4倍遅い…(^^;)!

この曲を始めたとき「1/2倍速くらいになりそう…」と書いたが、それよりも遅い! 引っかかりや弾き直しがなければ、ギリギリ 1/2倍速くらいかな?これはまずい…。


とりあえずの目標としては、クラウディオ・アラウの 1/2倍速、つまり「♪=96 (32)」に設定したいと思う。最終的にはもう少し速くしないと今ひとつサマにならないような気はするのだが、今の私の実力で果たしてどこまでテンポアップできるのか?未知数だ…。

現時点では、速く弾けるところは速く、弾けないところはそれなりに…という滅茶苦茶なテンポになっているので、まずは一定のテンポで通して弾く練習をしようと思う。

それによって、冒頭の第1主題以外にもテンポアップのボトルネックになっている箇所が見つかるかもしれないし、感覚的なズレも修正できると思うので…。


それから、前回書いた「課題リスト」(↓)であるが、ボチボチ取り組んでいる。いま一番力を入れているのは 1. と 2. である。あと 3. も少しずつ。で、これからは 5. と 6. が追加になる。ペダルはこの調子でいくと最後かな…?
  1. 弾けない(ほぼ必ず引っかかる)ところ山積
  2. 弾けるところも指で覚えてない
  3. 強弱・タッチなどができていない
  4. ペダルを使いすぎている
  5. テンポが上がらない
  6. それぞれの部分でテンポが異なる

…と、なんとなくの計画(のようなもの?)はあるのだが、どうも先の見通しはあまり明るくない。メトロノームも昨日ちょっとだけ使ってみたが、この曲、なぜかとても合わせづらい。もともと、メトロノームに合わせて弾くのは苦手ではあるが…(^^;)。


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《練習記録[7]》


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