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2023年11月16日木曜日

オーケストラが選んだ日本人ピアニスト 2024〜25:一番人気は角野隼斗くん ♪

オーケストラ(関東圏)の 2024-2025シリーズのプログラムも発表され始めた。気になるのは来日(海外)ピアニストなのだが、日本人ピアニストについても見てみた。

一番人気は角野隼斗くんのようだ ♪(文末に日程順の一覧表)




角野隼斗くんは、新日本フィル(佐渡裕、久石譲)、読響(セバスティアン・ヴァイグレ)、東京交響楽団(原田慶太楼)と 3つのオーケストラ(指揮者)と共演する。

しかも、演奏曲目が面白い。

読響との共演では、ブライス・デスナー(初めて聞く名前…(^^;)…)の「2台のピアノのための協奏曲」を日本初演する。もう一人のピアニストはフランチェスコ・トリスターノ。

《ブライス・デスナー Bryce Dessner 2台のピアノのための協奏曲 ♪》

そう言えば、去年もこんなの(↓)があった。


そして、新日本フィルとはメシアンの「トゥーランガリラ交響曲」。東京交響楽団とはガーシュウィンの「ピアノ協奏曲」。


全体的には若手が多いような印象だ。いいことだ ♪ ベテラン勢は、小曽根真、滑川真希、横山幸雄(ショパン 3曲弾き振り)の 3人くらい。

それから、現代作品や日本人作品が少しずつ増えてきているのかも。

松田華音は伊福部昭の「ピアノとオーケストラのための『リトミカオスティナータ』」、北村朋幹は武満徹の「アステリズム」、そして滑川真希の「“M”Concerto」(フィリップ・グラス)は日本初演。


阪田知樹くんも、シャルル・デュトワ指揮の新日本フィルとストラヴィンスキーの「バレエ音楽『ペトルーシュカ』」を演奏する。日本フィルとの共演も決まっているようだ(曲は未定)。

下記の表が、日本人ピアニストが登場するプログラムの一覧表。


日付・ピアニスト等曲目等
4/12,13 すみだトリフォニーホール
角野隼斗
佐渡裕 指揮 新日本フィル
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
6/8,11 すみだトリフォニーホール
阪田知樹
シャルル・デュトワ 指揮 新日本フィル
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1911年原典版)
6/21,22 すみだトリフォニーホール
小曽根真
ヤデル・ビニャミーニ 指揮 新日本フィル
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
6/22,23 東京芸術劇場
角野隼斗、フランチェスコ・トリスターノ
セバスティアン・ヴァイグレ 指揮 読響
ブライス・デスナー:2台のピアノのための協奏曲(日本初演)
7/20 横浜みなとみらい
松田華音
井上道義 指揮 神奈川フィル
伊福部昭:ピアノとオーケストラのための「リトミカオスティナータ」
8/31 東京芸術劇場
角野隼斗
原田慶太楼 指揮 東京交響楽団
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲
9/28 横浜みなとみらい
滑川真希
デニス・ラッセル・デイヴィス 指揮 神奈川フィル
フィリップ・グラス:“M”Concerto 映画「Mishima」より(日本初演)
10/7 東京文化会館
北村朋幹
ライアン・ウィグルスワース 指揮 東京都響
武満徹:アステリズム
10/18,19 サントリーホール
高木竜馬
小林研一郎 指揮 日本フィル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
10/26 横浜みなとみらい
清水和音
小泉和裕 指揮 神奈川フィル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
11/15 東京オペラシティ
務川慧悟
ジョナサン・ノット 指揮 東京交響楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」
2025/1/26 横浜みなとみらい
反田恭平
沖澤のどか 指揮 読響
曲目未定
2025/2/27 サントリーホール
辻井伸行
尾高忠明 指揮 読響
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
2025/3/20,22 すみだトリフォニーホール
角野隼斗
久石譲 指揮 新日本フィル、オンド・マルトノ:原田節
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
2025/4/19 横浜みなとみらい
横山幸雄
横山幸雄 指揮 日本フィル
ショパン:ポーランドの歌による幻想曲、演奏会用ロンド「クラコヴィアク」、ピアノ協奏曲第1番
2025/7/5 横浜みなとみらい
阪田知樹
原田慶太楼 指揮 日本フィル
曲目未定


おまけ。来日(海外)ピアニストについては、とりあえず《2023年来日ピアニスト公演カレンダー》の続きに追加している。もう少し来日ピアニストの情報が増えてきたら「2024年来日ピアニスト」としてまとめようと思っている。

フセイン・セルメットとホーヴァル・ギムセというピアニストは初めて聞く名前なので、あとで調べてみるつもり。


海外ピアニストの演目としては、角野隼斗くんと共演するフランチェスコ・トリスターノ以外、目新しいものはほとんどない。

なぜか、ブラームスの協奏曲(第1番・第2番)が目立つ。

ルドルフ・ブフビンダー、ゲルハルト・オピッツ、セドリック・ティベルギアン、アレクサンダー・ガジェヴ、スティーブン・ハフと、5人のピアニストがブラームスを弾く。

2023年がブラームス生誕 190年だったので、その余波かな…(^^;)?



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