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2021年11月3日水曜日

▼ベートーヴェン「月光」第2楽章:突然ですが終わりにした…

ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」の第2楽章、自分でも突然だと思うのだが、実は先月末で終わりにした。前回の進捗報告の記事を書いた 2日目後…(^^;)。

大体弾けるようになったあと、色々と弾き方を模索しながら、第1楽章から続けて弾いたりもしていたのだが、例によって「これ以上練習しても大きな進歩・進展がなさそう」と感じたので…。




この「今の自分の実力ではこれ以上は無理…」という感覚は、言ってみればピアノの練習の「飽和点」みたいなものだと思う。そんな表現はなさそうだが…(^^;)。

本当に無理なのか、これ以上の進展は望めないのか?については、あまり自信はない。

仮にピアノの先生についていてレッスンを受けていたとすると、まだまだ課題も残っていて、仕上がってもいないので、技術的なことや弾き方のことで「宿題」をたくさん出されるような気もする…(^^;)。「独習」の限界というかデメリットは確かにあると思う。

「飽和点」を突き抜けたところに「成長」があるのかも知れない。


それから、曲によっては、「同じ曲を練習し続けることに飽きてきた…」という感覚を伴うこともある。なので、努力を継続するモチベーションが維持できない…(^^;)。

この曲(楽章)の場合、「飽きた」という感じではないのだが、弾いていて妙な「物足りなさ」というか「不達成感」みたいなものを感じてしまう…というのはある。

一つの曲として独り立ちしにくいという感覚…。どこまで行っても、第1楽章と第3楽章の間に置かれて初めてその光を放つ、意味を持つ存在というような感じ…。

別の言い方をすると、「この弾き方でいいのかどうか」というのが、第2楽章単独では判断できないような感覚…かも知れない。


まぁ…「仕上がり状態」についてはあまり自信はないものの、自分自身としてはかなりの手応えと収穫を感じることができた 19日間(3週間未満…(^^;)!)であった。

スラーとスタッカートを自然な感じでつなげることもできたし、そのスタッカートも「そっと置いて短く切る感じ」で、自分の持つイメージに近い音が出せたと思う ♪

最大の「難関」のシンコペーションも、当初の「ギクシャク」から思うとかなりスムースに弾けるようになった ♪

そして、何よりも学生時代からの憧れだった「月光」の第2楽章を自分なりに弾くことが出来るようになったことが嬉しい…(^^)♪

…ということで、十分に「自己満足」できる結果で、気持ちよく終わりにした…。急に終わりにしたので、今あわてて次の練習曲を考え中…(^^;)。


おまけ。

シンコペーションのところが大体弾けるようになってから、数日間の練習で感じたことがある。それは、日によって調子が良かったり悪かったりすること。

弾けるようになった ♪…と思った翌日にはまったくダメだったり、力仕事(庭仕事)で疲れてダメだろうなぁ…と思っていたら意外にうまく弾けたり…。

本当は、このあと安定してちゃんと弾ける状態に持っていくという練習も必要だったんだろうなぁ…と(今更ながら…)考えたりもする…(^^;)。

プロのピアニストも人間なので、日によって調子の良し悪しはあるのだろう。それを聴衆にはほとんど感じさせずに、いつも一定水準以上の演奏をキープするのは凄いことだなぁ〜と、改めて感心したりしている…(^^)。



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