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2021年7月20日火曜日

Bach100: ブランデンブルク協奏曲第4番 BWV1049→チェンバロ協奏曲第6番 BWV1057

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は「チェンバロ協奏曲 第6番 BWV1057 ヘ長調」なのだが、この曲、実は「ブランデンブルク協奏曲第4番 BWV1049 ト長調」をリメイクしたもので、知名度は後者が高いので、ちょっとややこしい。


BWV1049/1057 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


もともと、チェンバロ協奏曲自体、まとめて新しく作曲されたものではなく、過去の色んな作品などを元に編曲したものである。

それは、ライプツィッヒ時代のバッハがコーヒーハウス「カフェ・ツィマーマン」でコレギウム・ムジクムを従えて自らはチェンバロで弾き振りをするために書かれたものだ。

一方のブランデンブルク協奏曲 6曲も、1721年にブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたためにこの名前がついているが…。

新作ではなく、それまでに作った色んな曲を編曲して、様々な楽器による合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)としてまとめたものだ。

形式はヴィヴァルディ様式の「急・緩・急」の 3楽章構成。第1楽章と第3楽章はリトルネッロ形式になっていることが多い。


…で、チェンバロ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV1057 であるが、原曲のブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調から、ヴァイオリンのパートがチェンバロでの演奏効果を考慮したうえで改変されている。

2本のリコーダーのパートは、ほぼそのまま移調して用いられているが、第2楽章ではチェンバロが担うようになっている。


チェンバロ協奏曲第6番の演奏をいくつか聴いたが、比較的気に入ったのはこの(↓)クリストフ・ルセ(Christophe Rousset、1961-)というフランスのチェンバロ奏者の演奏。



…なのだが、たぶん聴き覚えているのがブランデンブルクの方のようで、何となく物足りなさを感じる。…で、オランダバッハ協会、佐藤俊介の演奏(↓)を聴いたが、個人的にはやはりこちらの方が好きだ…(^^)♪



次に、チェンバロ協奏曲をピアノで弾いた演奏を探したのだが、素晴らしい演奏を見つけた ♪ コンスタンチン・リフシッツ(Konstantin Lifschitz、1976-)の演奏(↓)だ。





もとの CD はこれ(↓)で、チェンバロ協奏曲第1番〜第7番(BWV 1052-1058)が収められている。オーケストラは Stuttgarter Kammerorchester で、2015年のリリース。これは、他の曲も聴いてみなくては…(^^)♪

J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集: Konstantin Lifschitz




以上、主な出典記事は下記。


✏️ブランデンブルグ協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049(祐仙の自己満足の自己愛わーるど)


✏️はるかなる未来へ。バッハ『ブランデンブルク協奏曲 第4番』(孤独のクラシック ~私のおすすめ~)





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