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2020年10月19日月曜日

ショパコン前年祭: Master Recital ケイト・リウ素晴らしい音色 ♪

今朝は、昨夜(日本時間 2:30am〜)行われたケイト・リウ(Kate Liu)の演奏をアーカイブで楽しんだ ♪ ショパコンで 5年前に聴かせてくれた美しいピアノの音は健在…(^^)♪

このシリーズは、延期されたショパンコンクールに代わって "Before the Grand Competition"(大コンクール前年祭)という名前で  "Master Recital" などが行われている。

全部ではないが、YouTubeチャンネルで聴くことができる。




ケイト・リウの演奏動画はコレ(↓)。

Kate Liu | Before the Grand Competition


プログラムは下記。シューベルトはアンコール曲。終わりにインタビューも ♪
  • ヘンデル:Suite in E major, HWV 430
  • ショパン:Mazurka Op. 59 No. 1〜No. 3
  • シューマン:Arabesque in C major, Op. 18
  • シューマン:Fantasie in C major, Op. 17
  • シューベルト:Hungarian Melody h-moll/in B minor (D.817)


最初のヘンデルの組曲、出だしの音からケイト・リウの世界 ♪ 弾くときの表情や上を見る姿勢もショパンコンクールを思い出させる。音の美しさにはさらに磨きがかかったように感じた…(^^)♪

初めて聴く曲だと思ってたら、4曲目が「調子のよい鍛冶屋」(エアと変奏曲)だった。最初の 3曲(プレリュード、アルマンド、クーラント)を聴くのは初めてかも…。

とりあえず、IMSLP で楽譜をダウンロードした。あとで試し弾きしてみよう ♪「調子のよい鍛冶屋」のあとの方の変奏曲はちょっと無理そうだが…(^^;)。


ショパンのマズルカは、さすが「マズルカ賞」のケイト・リウという演奏である。コンクールのときより、少しダイナミックレンジの幅が広がったかも知れない。


…で、シューマンの 2曲は…個人的な感想としては、ちょっと残念だったかも知れない…。音の美しさが際立つ部分はもちろんあるのだが、何となく全体的に音楽の流れというか、専門用語?でいうと「解釈」になるのか…に今ひとつ説得力を感じなかった。

また、大きな音量のところでは、とくに速い箇所では、ちょっと頑張っている感じが見えてしまっていて、余裕がないという印象だった。

もともと、大音量でガンガン弾くタイプのピアニストではないので、もう少し大きな音も出そうと、現在進行形で頑張っているところかも知れない?などと想像してしまった。

数年前の故障が、まだ完全には直っていないのかな…😥

でも、素晴らしい才能の持ち主だと信じているし、頑張って欲しいと思う…(^^)♪


そして、最後にちょっとした嬉しい驚きが…(^^;)♪ ケイト・リウがアンコールに選んだ曲、シューベルトの "Hungarian Melody" は、去年の春に私が練習した曲だったのだ ♪

この曲は、シューベルトがエステルハージ家の別荘にいるときに、料理人が歌っていたハンガリーの民謡(鼻歌?)が元になっているらしいのだが、その「のどかさ」や「温かさ」がケイト・リウの美しいピアノの音で奏でられると本当にいい感じだ ♪




ちなみに、ケイト・リウのリサイタルが行われた場所は Royal Castle Concert Hall という所で、貴族のサロンコンサートでも開かれそうな場所だ(↓)。

こんなところで、こんなに間近にお気に入りのピアニストの演奏が聴けたら、本当に幸せだろうな〜(^^)〜などと思いながら聴いていた ♪







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