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2020年8月16日日曜日

BTHVN op.49: ピアノソナタ No.19/20 元は一つのソナタ?

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.49、ピアノソナタの第19番・20番(1797: 27歳)。ソナチネに載っている曲だ。

ともに 2楽章構成で、ト短調とト長調。この 2つのソナタ、元々は合わせて 4楽章からなる一つのソナタだったんじゃないか?…という説もあるようだ。


Op.49

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


「一つのソナタ」説は平野 昭さんのこの記事(↓)に載っていた。

✏️ベートーヴェンと分けられた(?)ソナタ(ONTOMO)


op.49 が作られたのは No.19 が 1796年、No.20 が 1797年〜1798年。これは op.2 のNo.1/2/3 が作られた 1793〜1795年と op.7(No.4)が作られた 1796〜1797年の時期と重なる。

この時期のピアノソナタはすべて 4楽章構成になっている。

《BTHVN op.2: ピアノソナタ第1番〜第3番/ グールド ♪》

《BTHVN op.7: ピアノソナタ第4番一押しはファジル・サイ!》


op.49 は生徒の練習用に書いた 1つの「やさしいソナタ」であって、ベートーヴェンは元々出版するつもりではなかった。それを、1805年に弟のカールが出版社に持ち込んだ。そのときに、理由は分からないが 2つのソナタとして出版された。

…と、平野 昭さんは「推測」している訳だ。


上の記事には、「平野流 Op.49」として Spotify のプレイリストが載っている。演奏はクラウディオ・アラウ。聴いてみると、なかなかピッタリきて説得力がある…(^^)♪

こんな順番(↓)になっている。よくある 4楽章構成 ♪

  1. No.20 mv.1 G:Allegro ma non troppo
  2. No.19 mv.1 Gm:Andante
  3. No.20 mv.2 G:Tempo di Menuetto
  4. No.19 mv.2 G:Rondo Allegro

私も真似して、ファジル・サイの演奏をこの順番に並べて聴いてみた(下記のプレイリスト)。なかなかいい…(^^)♪

平野流 Op.49 Fazil Say


リサイタルでも、この構成で弾くピアニストがいてもいいんじゃないだろうか…😊。



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《All BTHVN 🎧》


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