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2019年2月17日日曜日

▼バッハ平均律BWV874フーガ:ペダルで少し楽に…?

バッハの平均律第2巻からBWV874のフーガ、相変わらずのんびりした進み方である。自分でも本当に情けなくなるような状況なのだが、不思議と悲壮感 (^^;)?とかフラストレーションのようなものはない。

これだけ続けても飽きないのは多分この曲が好きで、自分に合っているからだろう。



進捗としては、相変わらず部分練習。通し練習に移行しようとしているが、なかなかうまくいかない。暗譜はあと少し。上にあげた最後の2段くらいが、なぜか覚えられない。

覚えられない理由の一つは、この辺りの音楽の造りをよく理解できてないからではないかと思う。最後の D のコードまで、曲の終わりの収め方がまだ腑に落ちていない感じ…。


思い出したのが、井上直幸さんの 『ピアノ奏法』という本に書いてあった「演奏の基本感覚」という言葉。→《井上直幸氏の『ピアノ奏法』いい!座右の書にしよう♪》

これは「ハーモニー感、テンポ感、リズム感、曲の形を感覚でとらえること」なのだが、この中で「曲の形」を感覚でとらえることができてないのだと思う。


で、何とかその感覚をつかもうと思って、このところお手本演奏をときどき聴いている。主にアンドラーシュ・シフの YouTube(↓)である。楽譜付きなので便利 ♪

 J. S. Bach: El clave bien temperado II. Fuga nº 5 BWV 874 András Schiff piano


全体的に、ゆったりして優しい感じが好きだ。曲の収め方も(当然ですが…(^^;)…)見事に決まっている。

「曲の形を感覚でとらえる」と言ってもそう簡単な話ではない。素人としてできるのは、プロの演奏を何度も聴いて「感覚」をつかむことしかないのかも知れない。


ところで、プレリュードも含めたシフの演奏を聴きたいと思って探したら、コレ(↓)を見つけた。こちらは演奏している姿(動画)も見られる。

 Bach Nr 5 BWV 874 D Dur II Das Wohltemperierte Klavier Teil II Sonata Canzona András Schiff


で、これを見て気づいたのが、シフもけっこうペダルを細かく使っているではないか!ということ。バッハはあまりペダルを使わない、とくにシフは…なんて何となく思っていたので、ちょっとビックリ…。

これまでの練習では、ペダルは必要最低限しか使わないつもりで、2〜3カ所しか使っていなかった。…のだが、シフの演奏を見てから堂々と?使うようにしてみた。

ペダルを使って感じたことは、指に無理をさせる必要がなくなるのでラクになるし、脱力もしやすくなるということ。それに、音色や響きについてもいろいろ試せることが増えたので楽しくなって来たということ…(^^)♪


…という感じで、毎日楽しく練習しているのだが、さすがに2ヶ月以上続けると、他の曲が弾けなくなるので、この曲は一応2月末で終わりにしようと思っている。

さて、そこまでにどれだけ「自己満足」できるレベルに達することができるか? あと10日ほどしかない…(^^;)…



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《ピアノが上達している実感がない→『ピアノ奏法』再読 ♪》


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