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2016年7月18日月曜日

近況:ブラームス間奏曲Op.117-1 修了♪!

6月の初めから練習してきたブラームスの間奏曲(Op.117-1)は、昨日で一応終わりにした。

全曲通してちゃんと弾けるところまでは、残念ながら到達できていないが、自分の実力レベルを考えると「自己満足」レベル程度に弾けるようになったのは大進歩である ♪

嬉しくなって、久しぶりに「修了証」を作ってしまった…(^^;)。「終了」ではなく「修了」!




ということで、今回は反省点や課題はとりあえず棚上げにして(どうせまた、嫌でも思い出すことになるので…)、良かった点だけをいくつか書いておきたい。


一つ目は「脱力」が少し進化した(かもしれない)こと。

今回気がついたのは、指を横に広げるとき、とくに押さえにくいオクターブを含む和音を弾くときに、かなり力んでしまっていたこと。これで、最初は指が痛くなっていた。

これを、弾くときにゆるめる意識することと、お得意の「お風呂での指体操」(↓)によってかなり改善することができた。これで、難しかった和音もかなりラクにつかめるようになった。


それと、「♩♪♩♪」の「Wiegenlied(子守唄)のリズム」に乗ることを意識することで、弾いたあとに鍵盤上に指が残らない(押し続けない)ことも少しできるようになった気がする。


もう一つの大きな収穫は「音色を意識した練習」の効果(↓)である。


うまく弾けない箇所を部分練習するとき、基本的には、ラクに弾くための指の形とか手の「さばき方」を考えながらあれこれやってみる。そして繰り返すことによって指に覚えさせることをやる。

…のだが、それに加えて「出したい音(強弱、タッチ、響き…)をイメージ」して、どう弾けばそれに近い音が出るのかを意識した。

これが、かなり効果があったと思う。いつもより進歩が速いような…、ミスも減ったような…気がしたのだ。

以前は苦手であった「自分の音をよく聴きながら弾く」ことも少しはできるようになったかもしれない。


それから、今回はブラームスが初めてということもあり、弾き方などの参考になる情報を調べた(↓)のだが、これも結果的には効果的な練習に役に立ったと思っている。




晩年の作品ではあるが、必ずしも「老人の嘆き」である必要もないし、ピアノとピアニッシモでできていても、必ずしも弱く弾く必要はないこと。

ベースラインは、むしろ決然と深い音で響かせること。ブラームスの "dolce" は "espressivo" であること。…などは実際の弾き方にもかなり参考になった。

楽譜上での旋律の「ズレ」や、演奏上での「ズレ」の話も、自分で表現できたかどうかは別として、少なくとも頭では理解できたと思う。


…ということで、昨年から、これまで「食わず嫌い」的に避けてきた、シューベルト、シューマン、ブラームスの御三家を、「克服」とまでは言わないが、少し好きになってきたと思う。それが一番の収穫かもしれない ♪


さて、それで、次の曲を考えているのだが、とりあえずは「ロシアもの」を検討中である(↓)。


状況としては、ラフマニノフはやはり難しい、プロコフィエフはちょうどいい曲がなかなかない(知らない)、スクリャービンは今ひとつ好みじゃないかも(少なくとも現時点では…)、という感じ。

できれば、あと1〜2日で決めたいと思っているが、けっこう悩ましい…(^_^)♪。



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