ページ

2016年7月19日火曜日

ラフマニノフを弾くとしたら…

《趣味のピアノの選曲は悩ましい…》でも書いたが、弾きたいと思う曲の中で自分の実力にあった曲を探すのはけっこう難しい。

ラフマニノフも、一度は弾いてみたい作曲家の一人なのだが、いかんせん難しい曲が多すぎる。というか、あまりやさしい曲を書いてない。




それでも、28段階難易度の21レベルの曲(ブラームスの間奏曲 Op.117-1)を思ったよりうまく弾けたことで、ちょっと気を良くしているので、少しくらい難易度が高くても挑戦してみるか…などと考えているところだ。(やや無謀か…?)

以前、調べたときのメモ:《選曲のためのメモ:ラフマニノフ》と、いつもお世話になっている「ピアノ教材研究」のラフマニノフのページを参考にしながら、難易度20以下の曲を一通り見てみる。


楽興の時

Op.16-3(ロ短調)とOp.16-5(変ニ長調)の難易度が、それぞれ18と17。ちょっと弾いてみた感じでは、第5番が一応の候補にはなりそうだが…。(":"のあとの数字が難易度)

Op.16-3:18
Op.16-5:17 →候補?


前奏曲

作品23の10曲と、作品32の13曲は全体的にはかなり難易度が高い。最高レベルの28(Op.23-9)というものまである。難易度20以下は次の6曲。候補としては Op.23-10 くらいか?

同じ数字の難易度でも、感触はかなり違うこともある。得意不得意もあるので。個人的には速い曲、リズミカルな曲は苦手…。

Op.23-1:18 →難
Op.23-4:20 →無理
Op.23-6:20 →無理
Op.23-10:17 →なんとかなる?
Op.32-7:18 →難
Op.32-11:17 →難?


幻想的小品集

Op.3-2 は有名な「鐘」。難易度21なのでちょっと無理。他の曲の難易度は不明なので、楽譜を見て聴いた感触をメモしておくことにする。


Op.3-1 エレジー →どうかな?
Op.3-2 前奏曲「鐘」:21 →中間部は無理
Op.3-3 メロディ→どうかな?
Op.3-4 道化師 →無理
Op.3-5 セレナード →無理


音の絵

これは「エチュード」なので諦めていたが、よく見ると難易度17が一つある。が、聴いてみた感じでは、あまり好みではないので除外。

Op.39-2:17


あと「ヴォカリーズ」という曲を見つけた。もともとは歌曲だったらしいのだが、オーケストラやピアノ独奏用にも編曲されている。(ラフマニノフ以外の作曲家による?)

下記の YouTube に楽譜が表示されるので、出だしを弾いてみた。頑張れば弾けるかもしれないし、きれいなのだが、ちょっと映画音楽みたいで、しかも長いので飽きそうな気もする。

♪ rachmaninov vocalise op.34 no.14 piano
※追記@2023/04/22:「再生できません」


いくつかの楽譜を見たり、少し弾いてみたりした感じでは、ラフマニノフはやはり難しい。難しくしている要素が多すぎる…。

多音かつ届かないような和音の連続、振れ幅の大きいアルペジオ、ポリリズムの多用、難しい和声や不協和音、装飾音のような速いパッセージ、…等々。とくにポリリズムは、2:3どころか5:4とか色々出てくるし、曲全体にわたるものもある…。

とりあえず、ペンディング(保留、継続検討)にしておこうと思う…(^^;)。

0 件のコメント:

コメントを投稿