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2024年10月11日金曜日

Schubert ピアノソナタ第5番 D 557:古典派のソナチネ風ソナタ、オピッツがいい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第5番 変イ長調 D 557。3楽章全体で 15分程度という、シューベルトにしては珍しく?短いソナタ。

第1楽章が変イ長調で最終楽章が変ホ長調となっているので、第4楽章が欠落しているのでは?という説と、3楽章構成の完結したソナタ(調性については実験作?)であるという説があるようだ。1817年作。




Allegro moderato、Andante、Allegro の 3楽章構成。モーツァルトに通じる古典派の趣きを持つソナチネ風のソナタ。

聴いた感じでは、第3楽章は第1・2楽章よりも長く、最終楽章の趣きがあり、属調で終わることに違和感はない。これは 3楽章で完結したソナタと考えていいのでは?…と思う。


音源はそれほど多くない。気に入った順番に 3人ほど挙げてみる。


一番気に入ったのはゲルハルト・オピッツ(Gerhard Oppitz、独、1953 - )。音が自由に響いていて気持ちよく歌っている感じがする ♪

オピッツも第8・10・11・12番を除くピアノソナタ 17曲を録音している。「全集」という形のアルバムは見つからなかったが、「💿シューベルト : ピアノ作品集」という 12枚組のボックスに 17曲のソナタが入っている。



エリザーベト・レオンスカヤ(Elisabeth Leonskaja、ジョージア、1945 - )の演奏は、正統派的な趣きがあるのだが、それでいてとても魅力的なピアノの響きを聴かせてくれる。

(トラックNo. 18〜20)

💿Schubert: The Complete Piano Sonatas, Wanderer Fantasy



ラドゥ・ルプー(Radu Lupu、ルーマニア、1945 - 2022)はやや速めのテンポで軽快に飛ばしている感じ。これも悪くない ♪

(トラックNo. 9〜11)




参考


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