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2024年8月13日火曜日

アルゲリッチが録音したモーツァルトのピアノ協奏曲、意外と少ない

このところ、モーツァルトのピアノ協奏曲を順番に聴いている。前回はピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 で、アルゲリッチの演奏を聴いて感激した(↓)。

《Mozart ピアノ協奏曲第18番 K.456:アルゲリッチの名演奏、貴重な録音 ♪》

…のだが、実はアルゲリッチはモーツァルトのピアノ協奏曲をあまり録音(演奏)していない。ピアノソナタも少ないようなのだ。




その理由としては、アルゲリッチの師であったフリードリヒ・グルダが最も得意としていた作曲家がモーツァルトであったため…というのもあったようだ。

アルゲリッチは、「彼(グルダ)の演奏がある限り私は(モーツァルトを)弾かない」と語ったことがあったとのこと。

ピアノ協奏曲第18番を聴いて、もっとアルゲリッチの演奏を聴きたいと思った。さすがに 20番台のコンチェルトはもっと弾いているのでは?…と思ってざっと調べてみた。


その結果が下記(2台ピアノ/ 3台ピアノは除いてある)。20番台も第20番、第21番、第25番しか見つからなかった。録音年代順に並べている。

  • 第21番:1960年9月5日(19歳)
  • 第18番:1973年6月22日(32歳)オイゲン・ヨッフム/ バイエルン放送交響楽団
  • 第19番:1998年 パドヴァ・ヴェネート管弦楽団
  • 第20番:1998年 パドヴァ・ヴェネート管弦楽団
  • 第20番:2013年3月 クラウディオ・アバド/ モーツァルト管弦楽団
  • 第25番:2013年3月 クラウディオ・アバド/ モーツァルト管弦楽団


以下、上記の録音が収録されている CD。













なお、2台ピアノ用の第10番 K.365 と 3台ピアノ用の第7番 K.242「ロドロン」はときおり演奏しているようだ。CD も何枚か出ている。

上の 3つ目の CD にはラビノヴィチと共演した第10番も収録されている。


これを調べた後になって、アルゲリッチの音源を集めているサイトを思い出した。


これを見ても、私が見つけた曲以外の録音はないようだ。演奏(録音)回数が多いのは第20番(8回)で、続いて第25番。

また、ソロのピアノソナタで録音しているのは、第8番、第13番、第17番、第18番の 4曲だけのようだ。

2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)は、ラビノヴィチ、キーシン、海老彰子、バレンボイム、ババヤン、ゲルナーなどとの共演で何度も録音している。


このあと、アルゲリッチが突然モーツァルトを弾きたくなって、ピアノ協奏曲の全曲録音に取り組む…なんてことは、残念ながらないだろうな…(^^;)。

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