《エリザベート王妃コンクール/ピアノの Semifinalist 12人 ♪》（↓）が決まって、早速セミファイナルが始まった。
毎日 2人ずつ、現地時間 16:00〜と 20:00〜のコンサート（モーツァルトのピアノ協奏曲、リサイタル）が行われる。日本でアーカイブ音源が聴けるのは、翌日になる。
演奏順（スケジュール）は下記の通り。現時点（15:00）で聴けたのは最初の一人（ラトヴィアの Daumants Liepins）だけ。Video だけで Audio はアップされてない。
★をつけたのは、第1ラウンドを聴いて応援しようと思っているピアニスト ♪
5/10
16.00 - Mr. Daumants Liepins
20.00 - Mr. Vitaly Starikov
5/11
16.00 - Mr. Marcel Tadokoro★
20.00 - Mr. Xiaolu Zang★
5/12
16.00 - Ms. Su Yeon Kim
20.00 - Mr. Tomoki Sakata
5/13
16.00 - Mr. Keigo Mukawa★
20.00 - Mr. Sergei Redkin
5/14
16.00 - Mr. Aidan Mikdad★
20.00 - Mr. Dmitry Sin
5/15
16.00 - Mr. Jonathan Fournel
20.00 - Mr. Yuki Yoshimi
Daumants Liepins の演奏についてはノーコメント…。個人的に好みではない…とだけ言っておこう…(^^;)。これからも、全コンペチタについて書くつもりはない。印象に残ったり、興味を持った演奏については書きたいと思っている。
セミファイナルでは、モーツァルトのコンチェルト（KV450, KV453, KV456, KV488, KV595 から選択）と課題曲（フランスの作曲家 Pierre Jodlowski への委嘱作品 "Nocturne"）を含むリサイタルの 2つのステージがある。
例年は別の日に行われるが、今回は同じ時間帯に連続して…となった。
リサイタルでは、本人が提出した 2つのプログラムから、審査員が選んだものを前日に通知することになっている。なので、下記の予定表にも全員のプログラムは載っていない。
委嘱作品は、まさに同時代の作曲家による最新のピアノ作品なので、いつも楽しみにしている。それに、同じ作品を全コンペチタが「初演」する（過去のお手本なしに…）訳なので、それぞれがどういう弾き方をするのか、違いを聴くことができて面白い ♪
…なのだが、今回の作品 "Nocturne" は正直に言うと、好きじゃない…(^^;)。
個人的な感想ではあるが、少しも音楽性が感じられず、美しくなく、「現代音楽」的な「嫌味」（私の嫌いなところ）が沢山あって、あまり聴きたいとは思わない。
ただし、まだ一人の演奏（解釈）しか聴いていないので、私が感じたことをすべて作品のせいにするのは少し性急かもしれない…。他のピアニストに期待してみるか…？
作曲家本人による解説（英語）は下記。ショパンやドビュッシーの「夜想曲」とは違っていて、本人の睡眠の（眠れない…）経験を反映しているようだが…。
ちなみに、今回オーケストラを指揮しているのは、どこかで見覚えがあると思ったら、ピアニストのフランク・ブラレイ（Frank Braley）だった ♪
2016年のラ・フォル・ジュルネで、聴講しようと思っていたマスタークラスの講師がフランク・ブラレイだったので、そのときに調べて何となく覚えていたのだ。
結局、時間割の都合でマスタークラスは聞けなかったのだが…。まさか、こんなところで再びお目にかかるとは…(^^)♪
なお、フランク・ブラレイは 1991年のエリザベート王妃コンクールで優勝している。
それにしても、ピアニストって、やはり指揮者になりたいのかな…？
メモ：Semifinalist 一覧を改めて見ると、日本はロシアと並んで 3人も入っている ♪
- Jonathan Fournel, 27, France
- Su Yeon Kim, 26, Korea
- Daumants Liepins, 26, Latvia
- Aidan Mikdad, 19, Netherlands
- Keigo Mukawa, 28, Japan
- Sergei Redkin, 29, Russia
- Tomoki Sakata, 27, Japan
- Dmitry Sin, 26, Russia
- Vitaly Starikov, 26, Russia
- Marcel Tadokoro, 27, France
- Yuki Yoshimi, 21, Japan
- Xiaolu Zang, 21, China
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