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2021年4月28日水曜日

Bach100: 有名なコラールを取り込んだ教会カンタータ「われらが神は堅き砦」BWV80 ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、バッハの有名な教会カンタータの 4曲目は、マルティン・ルターの有名なコラール「神はわがやぐら」全4節を取り込んだ BWV80「われらが神は堅き砦」(Ein feste Burg ist unser Gott)。


BWV80 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia


BWV80 は、バッハが 1724年10月31日の宗教改革記念日のために作曲したと言われている。コラール「神はわがやぐら」は 1、2、5、8 曲目に取り入れられている。

  1. 合唱「Ein feste Burg ist unser Gott」
  2. アリア「Alles, was von Gott geboren」
  3. レチタティーヴォ「Erwage doch, Kind Gottes」
  4. アリア「Komm in mein Herzenshaus」
  5. コラール「Und wenn die Welt voll Teufel wär」
  6. レチタティーヴォ「So stehe denn bei Christi blutbefarbten Fahne」
  7. 二重唱「Wie selig ist der Leib」
  8. コラール「Das Wort sie sollen lassen stahn」

最初に聴いたのが、バロック演奏で有名なカール・リヒター(Karl Richter)が指揮する音源(↓)。ところが、トランペットがちょっとうるさく感じる程に華やかな演奏で、個人的にはあまり好みではなかった。

あとで分かったことだが、バッハはトランペットを入れてなかったそうだ。あとでトランペット 3本とティンパニーを付け加えたのは、長男のフリーデマン・バッハ。その版が旧バッハ全集に採用されたため、トランペット入りの演奏がたくさん生まれたようだ。

今は、トランペットとティンパニーを除いた元の J.S.バッハ版での演奏が多いそうだ。


で、次に聴いたのが "J.S.Bach Foundation" によるわりと最近の演奏。トランペットはないのだが、代わりに?何だかとても低い唸るような音が聴こえてくる。

画面を見ると、3〜4メートルはありそうなファゴットのお化けのような楽器が見える。調べてみたところ「バロックコントラファゴット」というものかも知れない。

…なのだが、この曲にそんな楽器を使うとはどこにも書いてない。これも誰かが追加したものだろうか?…よく分からない…(^^;)?

まぁ、全体的にはリヒターよりはこちらの演奏の方が好きだ ♪


BWV80 の元になったコラールのメロディーはコレ(↓)。



合唱に編曲されたもの(↓)の方がいい感じ ♪



そして、管弦楽曲にしてしまったのはレオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski)。本人がロンドン交響楽団を指揮した演奏がこれ(↓)。



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