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2021年4月6日火曜日

Bach100: 教会カンタータ「泣き、嘆き、憂い、慄き」BWV12 オーボエが活躍 ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は教会カンタータの BWV12「泣き、嘆き、憂い、慄き」(Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen)。

どの教会カンタータを聴くか考えた結果、「定番」らしい 8曲「BWV 12、21、80、82、106、140、147、182」と、ケンプがピアノ編曲している BWV29 の計 9曲を選んだ。


BWV147 は聴いたので、残りを順番に聴くつもり ♪


BWV12 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia


BWV12 は 1714年 4月22日、復活節後の第3日曜日に初演さ れた作品で、ワイマール宮廷楽師長就任後の第2作。

シンフォニアや第4曲のアルトのアリアなどで活躍するオーボエの旋律・音色が印象的だ。ちなみに、第4曲のオーボエの前奏は「十字架音型」になっているそうだ。

構成は次の通り。
  1. Sinfonia
  2. 合唱「Weinen, Klagen」
  3. レチタティーヴォ「Wir müssen durch viel Trübsal」
  4. アリア「Kreuz und Kronen sind verbunden」
  5. アリア「Ich folge Christo nach」
  6. アリア「Sei getreu, alle Pein」
  7. コラール合唱「Was Gott tut, das ist wohlgetan」


このシンフォニアは有名で、単独で、あるいはピアノ伴奏のオーボエ独奏曲として演奏されることも多いようだ。



また、第2曲の合唱「泣き、嘆き」(Weinen, Klagen)は、ミサ曲ロ短調 BWV232 の「十字架に架けられ」(Crucifix)に転用されている。

以上、主な出典は下記。

✏️カンタータ第12番 歌詞対訳・解説(バッハ アンサンブル 名古屋)

✏️カンタータ第12番《泣き、歎き、憂い、怯え》(バッハの教会カンタータを聞く)


YouTube で聴いたのは、J.S. Bach Foundation の音源(↓)。指揮/ハープシコードは Rudolf Lutz という人。独唱者は、Margot Oitzinger(アルト)、Bernhard Berchtold(テノール)、Wolf Matthias Friedrich(バス)。


教会カンタータを聴くのはこれで 2曲目だが、世俗カンタータの小喜劇のような楽しさとは違って、厳かな感じが何とも言えずいい ♪

とくにこの曲は「泣き、嘆き、憂い、慄き」という内容が切々と歌われるので、感情に訴える部分が大きいのだと思う。

個人的には、第4曲のオーボエとアルトの絶妙な組み合わせが好きだ…(^^)♪


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