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2020年12月3日木曜日

Pēteris Vasks のピアノ曲 "Music for a Summer Evening" いい感じ ♪

YouTube のおすすめ動画にたまたま Peteris Vasks という作曲家の "DUO" という曲が出てきた。演奏がパトリシア・コパチンスカヤ(Vn)とソル・ガベッタ(Vc)で、昨日、ソル・ガベッタのチェロソナタ(ベートーヴェン)を聴いていた関係で出てきたのだろう。


せっかくなので聴いてみた(↓)。悪くないがそれほど好きでもない…。


ついでに Peteris Vasks のピアノ曲も聴いてみた。これはちょっといい…(^^)♪




YouTube でピアノ曲を検索すると 2曲ほど見つかった。弾いているのは両方とも Hayk Melikyan(ハイク・メリクヤン)というアメリカのピアニスト。


二つとも現代ピアノ曲というほど「現代」を感じないが、それなりに面白い、いい感じの曲だ。"Music for a Summer Evening" は 2009年、"White Scenery" は 1980年の作品。

"White Scenery" はまるでアルヴォ・ペルトの作品のよう…(^^)♪ 楽譜はこんな感じ(↓)。




あとで分かったのだが、Pēteris Vasks(ペトリス・ヴァスクス、1946〜)はラトビアの作曲家で、アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt、1935〜)の出身国、エストニアとは隣国同士だ ♪

Pēteris Vasks はラトビア語の発音では「ペーテリス・ワスクス」に近いそうだが、日本での表記は「ペトリス・ヴァスクス」が多いようなので、後者を使うことにする。

ヴァスクスは、1946年にラトビアのバプテスト教会の牧師の家に生まれた。コントラバス奏者としてラトビアのいくつかのオーケストラで演奏した後、隣国リトアニアのビリニュスの国立音楽大学で作曲を学んでいる。

1990年代になって、ギドン・クレーメルがワスクスの作品を認めた頃から世界に名を知られるようになる。これまでに、1996年にウィーンのヘルダー賞、1997年にヴァイオリン協奏曲「遠き光」(1996-1997)でラトビア音楽大賞を受賞している。

以上、Wikipedia より。


多くの楽譜はショット社から出版されているようだ。



作品のリストは上記サイトでも分かるが、Naxos のサイト(↓)が日本語で分かりやすい。アルバムのリストも見ることができる。かなりの数の演奏・録音がある ♪



YouTube で他のピアノ曲も探してみたが、ソロ曲としては一つしか見つからなかった。


2台ピアノのための曲(↓)は「現代」的であまり好みではなかった。



ピアノと弦楽のための "Fruit of Silence" は静謐な弦の響きにピアノの単音が不思議なメロディーを奏でていく。アルヴォ・ペルト的でいい感じだが BGM的な印象がないでもない。



牧師の家に生まれたからなのか、合唱曲(とくに宗教曲?)も多いようで、これが聴いてみるとなかなかいい ♪ ピアノ曲より好きかも…(^^;)。


とはいえ、せっかく出会えた作曲家なので、「現代ピアノ曲のお気に入りを10曲見つける」プロジェクト《現代ピアノ曲🧡》に "Music for a Summer Evening"(Vasaras vakara mūzika)を入れておこうと思う ♪

ちなみに、楽譜は Amazon でも買えるようだ ♪


Vasaras vakara muzika: Sommerabendmusik. Music for a Summer Evening. Klavier.




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