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2020年11月20日金曜日

BTHVN op.97: ピアノ三重奏曲「大公」ちょっと現代的響きも?

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.97 のピアノ三重奏曲第7番「大公」"Archduke" 変ロ長調(1810-15: 40-45歳)。

一応知っている曲…で、久しぶりに聴いたのだが、個人的な感想としてはちょっと変な感じ?を持った…(^^;)。なかなかお気に入りの演奏も見つからない…?


Op.97

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


多くの解説記事で絶賛されているし、人気曲でもあるので名作であることは間違いない。

「ピアノ三重奏曲というジャンルにおいて、一つの結実点に達した大曲」「内容の充実度、規模ともに比類がない」(✏️「東京・春・音楽祭2020」の解説から)という点にまったく異論はない。

今、聴いていても本格的な風格もあるし、楽しく演奏できそうな音楽性豊かな曲であると思う。…のだが、何というか…直感的な「いいなぁ〜♪」の量が少ない感じなのだ…(^^;)。

まぁ、好みの問題かも知れないが…。


「大公」というタイトルは、Op.96 のヴァイオリンソナタ第10番でも登場したルドルフ大公のことで、この曲もルドルフ大公に献呈され非常に喜ばれたそうだ。



ルドルフ大公がピアノパートを弾くことも想定して作られた作品なのかも…。貴族が自分でこの大作を演奏することを想像すると、その達成感はすごいだろうと思う…(^^)♪


ところで、タイトルに書いた「現代的響き」を感じたのはこの曲の最初の部分。楽譜を調べてみると、下記の 1段目最後の小節から始まるピアノの三連符のところ。

三連符に加えてプラルトリラーがあり臨時記号も多いので、弾き方によっては「現代的な」?少し濁った音になってしまうかも知れない。やや耳障りな演奏もあった。




YouTube の中で、比較的安心して聴けたのはボザール・トリオの演奏。




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