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2020年11月25日水曜日

BTHVN op.100: お気に入りの散策ルートの古城を愛でた二重唱「メルケンシュタイン」♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今回は Op.100 の二重唱「メルケンシュタイン」"Merkenstein" ヘ長調(1815 :45歳)。

記念すべき?作品番号 100 の作品だが、演奏時間 3分ちょっとの小曲。何とも可愛らしい?童謡のような二重唱…(^^;)? でも、ベートーヴェンの散策の雰囲気が味わえるかも…?


Op.100

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


この「メルケンシュタイン」というのは、ベートーヴェンが好んだ温泉保養地バーデン近郊、風光明媚な山の中腹に建つ古城のこと。ベートーヴェンの日課であった散策(山歩き?)の途中でこの古城を眺めながら楽想を練っていたのかも…(^^)?

現在も訪れることができるらしく、こんな感じ(↓)。






この作品が書かれたのは 1815年の初めだが、実は 1814年の年末にも同じ詩をもとにもう一つ歌曲(WoO 144:ソロ)を書いている。よほどお気に入りの詩だったのかも…。

詩の内容はこんな感じ(↓)。

メルケンシュタイン、メルケンシュタインよ! さすらい歩くところどこにいても、お前を思う。アウロラ(暁)が岩を染め、藪でツグミが明るく歌い、羊が草をはみながら遊ぶとき、お前を思う、メルケンシュタイン


以上、主な出典記事は下記。




YouTube で二つの「メルケンシュタイン」を聴いてみた。二重唱も愛らしくていいのだけれど、個人的には WoO 144 の方が好きかも ♪

Op.100 の演奏は、メゾソプラノ:ハイディ・ブルンナー/ バリトン:コンスタンティン・グラフ・フォン・ヴァルダードルフ/ ピアノ:クリスティン・オーカールンド。



WoO 144 の方はマティアス・ゲルネ。ピアノは Alexander Schmalcz(アレクサンダー・シュマルツ)という人。シュマルツはペーター・シュライアーなど有名な歌手との共演も多く、マティアス・ゲルネとも長い付き合いのようだ ♪




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