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2020年7月14日火曜日

コロナ禍でピアノの売れ行き好調? ネットで2700万円のピアノが!?

新型コロナの影響でピアノの売上が伸びている…という記事(↓)を見つけた。「ヤマハ、売上高を下方修正 20年3月期」(日経新聞)といった記事もある中で、ちょっとビックリである。"Stay Home" で「おウチでピアノ」をやる人が増えたのか…(^^;)?

✏️コロナ禍で2,700万円ピアノもネットで売れる!世界的ピアニストを救いたい?(BLOGOS)



上の記事には、ショールームを休業していたにも関わらず売上を伸ばしたピアノディーラーの話や、ヤマハのデジタルピアノが 4月には前年同月比で60%も伸長した(たぶん米国市場)という話などが紹介されている。

分析会社のミュージック・トレンド(Music Trends)の報告でも、デジタルピアノの売上は 4月・5月が30%増でこの傾向は 6月も続いているそうだ。


こういった傾向の裏には、どうもピアノの買い方の変化がありそうだ。これまでは、リアル店舗で実際のピアノを試弾したり、弾き比べたりして、店員と相談したりしながら購入する…というのが一般的であった。

ところが、ネットの普及とコロナ禍による外出自粛もあって、ピアノをネットで購入する人が増えているようなのだ。電子ピアノの低価格化も影響しているかもしれない。

ただ、中には驚くような購買者もいる。スタインウェイ&サンズ(Steinway & Sons)では、25万ドル(約2,700万円)もする限定版ピアノがオンラインで売れたそうだ。20万ドルのベーゼンドルファーのコンサートグランドをネットで購入した人も…。

まぁ、アメリカの「富裕層」にとっては大した金額ではないのかも…。なお、日本からはネット経由でスタインウェイのピアノは買えませんので、念のため…(^^;)。


この記事では、もう一つ驚いたことがある。あの "The Piano Guys" がピアノ販売を始めていたこと、しかもセット商品(演奏した楽曲の譜面・教則本+デジタルピアノ)なんかも作っていたりするそうだ…(^^;)。

音楽(演奏)がヒットして、その音源や関連グッズを売るというのはよくありそうだが、ピアノまで売っているとはちょっと驚きだった。YAMAHAの電子ピアノの代理店になっているようだ。→ The Piano Guys pianostore.com




ちなみに、調べてみると、日本でもピアノのネット販売は伸びているようだ。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、楽器を販売するEC企業の増収が目立っている。長引く巣ごもり生活の中で、再び楽器を手にする人や、休校中に楽器演奏を始める学生が増えているためだ」(下記記事より)

✏️【新型コロナ禍】 〈楽器販売事業者〉3―4月のEC売上が伸長/教本や楽譜の初心者需要も(日流ウェブ)


考えてみると、電子ピアノの場合、アコースティックピアノと違って楽器の個体差がほとんどない(弾き比べは必要ない)ことが、ネットでの購入を後押ししているのかも知れない。ただ、私ならキーのタッチは気になるので、一度は実物に触ってみると思う。


おまけ(好奇心😅)。アマゾンで買えるピアノを価格の高い順で検索してみた。

以前調べたときは、アコースティックピアノの 100万円台のものがあったように記憶しているのだが、今回調べたら電子ピアノしか出てこなかった…。最高¥939,000だった。

でも、電子ピアノというとこんなイメージ(↓)、つまり数万円…から10万円台くらいかと思っていたのだが…。


カシオ(CASIO) Privia PX-S1000BK(ブラック) 88鍵盤 電子ピアノ デザイン性と高いピアノ性能で人気 Bluetoothスピーカーとして使用可能
¥58,384



以下、価格の高い順。

KAWAI NOVUS NV10 電子ピアノ ハイブリッドピアノ 88鍵盤 カワイ
¥939,000



Roland ローランド / GP609 PES 黒塗鏡面塗装仕上げ 電子ピアノ
¥891,200



YAMAHA ヤマハ/CVP-809B ブラックウッド調仕上げ Clavinova クラビノーバ 電子ピアノ
¥548,900



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