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2020年2月12日水曜日

BTHVN op.9-3: 弦楽三重奏曲第4番 Trio Zimmermann ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、今日は Op.9-3「弦楽三重奏曲 ハ短調」(1797-98)。「弦楽三重奏曲第4番」と呼ばれることもある。

弦楽トリオでは、今のところ Trio Zimmermann が一番気に入っている。このトリオを結成したフランク・ペーター・ツィンマーマン、実は凄いヴァイオリニストのようだ ♪


Op.9−3

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


この作品9-3 も結局 CD(Spotify)の Trio Zimmermann の演奏が一番私の好みには合っているようだ。弦の音の艶やかさと活き活きとしたドライヴ感 ♪

聴いたのは前回(op.9-2)と同じ CD(↓)。"Diapason d’Or de l’Année in 2012" と "BBC Music Magazine Award in 2013" を受賞した CD である。


ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 作品9(Beethoven : String Trios Op.9)




Trio Zimmermann を結成したフランク・ペーター・ツィンマーマン(Frank Peter Zimmermann, 1965年2月27日 - )はどんな人なのか、Wikipedia を見てみた。

ドイツのデュースブルク生まれのヴァイオリン奏者。ドイツの正統派ヴァイオリニストとして評価が高い」と書いてある。凄いと思ったのは、現代作曲家のヴァイオリン協奏曲をいくつも初演していること。並べてみると…。

  • マグヌス・リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲第2番(2015、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)
  • マティアス・ピンチャー:ヴァイオリン協奏曲《en sourdine》(2003、ペーテル・エトヴェシュ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
  • ブレット・ディーン:ヴァイオリン協奏曲《The Lost Art of Letter Writing》(2007、ディーン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
  • オーガスタ・リード・トーマス:ヴァイオリン協奏曲第3番《Juggler in Paradise》

ブレット・ディーンのヴァイオリン協奏曲は、2009年のグロマイヤー賞を受賞している。

《ブレット・ディーン Brett Dean のピアノ曲いいかも ♪》


また、ツィンマーマン氏はヘンレ社のUrtextの運指、運弓を多く手がけてもいる。


YouTube でもいくつか聴いてみたが、ちょっと興味を惹かれたのは若き(24歳の)アンネ=ゾフィー・ムターがムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(当時60歳)らと組んで録音した CD の演奏。やや大人しい感じがするがいい雰囲気を出している。

ちょっと古くて 1988年の録音。ちなみに、ヴィオラのブルーノ・ジュランナ(当時54歳)という人はイ・ムジチの創設メンバーだそうだ ♪

もう一つちなみに、アンネ=ゾフィー・ムターはフランク・ペーター・ツィンマーマンと同じドイツ人で2歳年上。つまり同世代のライバル?ということだ。


♪ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第4番ハ短調 op.9-3 / アンネ=ゾフィー・ムター,ブルーノ・ジュランナ,ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 1988年1月



元の音源はこの CD(↓)のようだ。

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集





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