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2019年8月7日水曜日

▼イギリス組曲第2番のBourrée で腱鞘炎になりかけた?

バッハのイギリス組曲第2番(BWV807)のブーレ、練習開始から 3週間で、「暗譜」の方は何とか楽譜を見ないで練習できるレベルにはなった。

ところが、ちょっとした非常事態?が発生。右手がやや腱鞘炎のような感じになりかけたのだ。原因はおそらく曲の初めにあるプラルトリラー(下図 )。




ここは、今回のお手本にしている「ポゴレリッチの『颯爽たるバッハ』」のポイントの一つだと思っているので、ちょっと力が入っているかも知れない…。

指使いは他の楽譜にあった「143」を採用したのだが、4 の指は動きが悪い。それで「14」とか「43」の動きをかなり練習した…練習しすぎたのかも知れない…(^^;)?

痛みを感じているのは手首の内側の真ん中あたり。ひどい痛みではないが気にはなる。


ところが、痛みを感じ始めて分かったのは、上の楽譜のとかの所でも手首の内側が痛むということ。つまり、ここでも余分な力が入っているのではないか?ということ。

「颯爽と」を意識しすぎるあまり、強拍に必要以上のアクセントをつけようとしているのかも知れない。とくにテンポを少し上げてみようとしたときなどに、力が入っているようだ。…というより、打鍵後に力が抜けないままでいるみたいだ。


解決法は「脱力」。頭では分かっているつもりだけど、なかなか思うようには行かない。お手本動画のポゴレリッチを見ても、とても楽に弾いている感じなのだが…。

「143」のプラルトリラーの場合、スピードを上げようと力んで 1 の指を打鍵したあと力を抜く間もなく 4 を打鍵し、さらに最大の力でメインの音の 3 を打鍵し…、というのが私の弾き方になっているような気がする。

正しい弾き方は、1 と 4 の指にはまったく力を入れず、上からの落下動作で弾くような感じなのだろうと思う。3 の音だけを弾くつもりで、その前に軽く 1 と 4 がついてしまった…という感じ…? まぁ、もう少し痛みがなくなったら試してみよう。


ここ数日は大事をとって、左手を中心にした練習をしている。おかげで、左手を小さな音で弾くことも少しは出来るようになってきたような気がしている。

ただ、両手にすると、右手と同じ音量になってしまうので、それは別途練習が必要なようではあるが…(^^;)。

ブーレ II の方はほとんど手首に響かないので、普通に両手で練習している。ただし、少し遅いテンポで…。滑らかな手や指の動きを覚える方に力点を置いた練習である。

テンポを上げようとすると力が入ってしまうというクセも直す必要がありそうだ。


ここ数日、右手をあまり使わない練習をしてきたので、手首の痛みはかなりおさまってきた。ただ、ピアノ以外の日常動作でも、ドアを開けたり、タオルを絞ったりするときに軽い痛みを感じることもあるので、もうしばらく「安静」にしておこうと思う…(^^;)。



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