✏️ピアノ界の新星が初来日リサイタル
「セルゲイ・レーディキン ピアノ・リサイタル」
「チャイコフスキー国際コンクール(2015年)で第3位に輝いたロシアの若きピアニスト、セルゲイ・レーディキンが、日本で初ピアノリサイタルを行います」
…と書いてある。公演情報サイトにはこんな写真(↓)が …。
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私にとって2015年といえば、国際ピアノコンクールに目覚めた年。たまたまコンクールの「当たり年」だったこともあり、ネットで熱心に聴いたときだ。
その年の「チャイコフスキー」は、4位になったリュカ・ドゥバルグというお気に入りピアニストを発見したコンクールでもあった。
で、セルゲイ・レーディキンなんていたっけ?…と思って調べたら、セルゲイ・レドキンのことだった。タワーレコードなどでは今でも「レドキン」という表記になっている。
レドキンなら一応名前は覚えている。が、演奏に関してはほとんど印象に残っていない。当時のブログ記事(↓)を見てもあまり注目していなかったようだ。
《チャイコフスキーコンクールのファイナリスト(ピアノ部門)》
《チャイコン(ピアノ部門)その後…》
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念のために《ピアノカレンダー》を確認したら、たしかに9月に来ることになっている。これを書いたときは「レドキン」だとはまったく気づかなかった…。
海外ピアニストのカタカナ表記はほんとうに難しい。リュカ・ドゥバルグも「ルカ・デバルグ」だったこともある。私にとっては「ルカくん」が一番ピッタリくるのだが…(^^)。
「ギョエテとは俺のことかとゲーテいい」…なんて古い言葉を思い出した…。
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ところで、このプログラム(↓)はどうなんでしょうね…(^^;)?
J.S.バッハ/ブゾーニ編 トッカータとフーガ ニ短調
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 op.13
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 op.27-2
ショパン 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
ショパン 幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
ショパン ノクターン第2番 変ホ長調 op.9-2
ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」からの3楽章
日本人にはベートーヴェンとショパンくらいしか、それも有名な「悲愴」「月光」とか「幻想即興曲」しか「受けない」あるいは「分からない」とでも考えているのだろうか?(招聘元か音楽事務所か誰かが…?)
セルゲイ・レーディキン自身、本当に弾きたい、聴かせたいと思っている曲なのか?…私自身はかなり懐疑的である。
ちなみに、本人サイトのスケジュール(ロシア、ヨーロッパ)のプログラムを見てみると、ラフマニノフやプロコフィエフなどの曲が並んでいる。ベートーヴェンは Op.109 のソナタが一つ、ショパンはバラード4番が一つあるだけだ。
日本のリサイタルを企画する人たちもそろそろ「ショパン、ベートーヴェン、名曲集」などから脱却してほしいと思うのだが…。
今そのコンサートに行ってきたところです。なんとなく行ったコンサートですが、最後のストラビンスキーを聴いた途端、あなたの推測とまったく同じことを思いました。終わって喫茶店でこのサイトを見て、苦笑してしまいました。
返信削除そうでしたか…(^^;)。
返信削除でも、生のピアノ演奏はいいですよね…。私はしばらくリサイタルに行ってません。秋には誰か聴きに行こうと思ってたのですが、迷っているうちに秋になってしまったようです…。