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2016年1月11日月曜日

近況:バッハ平均律BWV881のプレリュード:譜読み順調♪

バッハの平均律曲集からプレリュード(Book2のNo.12:BWV881)を1週間ほど譜読み中。進み具合としてはまずまずといったところ。


今年は「楽に弾ける弾き方」を習得することを目標の一つにしている。


もっと楽に、思ったように弾けることを目指したい。『からだで変わるピアノ』という本(最近2回目読了)を、そのガイドラインにしようと思っている。



基本は、「ラクに弾くために」、

・内部の感覚(今の弾き心地)に意識を向ける
・弾き心地を悪くしている原因を取り除く

…こと。

練習方法としては、最初は無理をしないで弾けるゆっくりとしたテンポと小さめの音量で、できる限り手を固くしないで弾く。それが楽にできるようになったら、少しずつテンポを上げる、というやり方。

以前、コメントで頂いたアドバイス(↓)も意識しながら。

・まず曲の1音1音をしっかり掴む事から始めます。
 テンポは、本当にゆっくり。
・お相撲さんは、足の指で砂をつかむように
 ピアノも指で鍵盤を掴む事が大切です。


で、今は、自分にあう指使いを探りながら、楽に弾ける形を見つけるために、ゆっくりと弾く練習をしている。必要に応じて片手ずつ…。

ただ、これまでの経験から、バッハの曲は両手の関係性(両手で一つの和音や2度のぶつかり)を初めから意識しておいたほうがうまく行くことが多いので、両手練習を基本にしている。

ゆっくり練習することのメリットを一つ発見した。それは、弾きながら音色を意識できること。指の形やタッチをいくつか試してみて、好きな音色に近づけることを試みることができる。これは嬉しい。


技術的な練習ポイントの一つが、3度とか6度の平行する動き(下記楽譜の右手)。私自身の課題(出来てないこと)は2本の指の同時打鍵と、スムーズな音の移動(レガート)。




とくに引っかかっているのが、6度の平行移動。上の楽譜の4小節目にある「15」から「14」と指が移る箇所。上の音「5→4」はレガートで弾けるはずなのだが「1→1」の動きに引きずられて「5→4」までが切れてしまうことだ。

で、思いついた練習方法が、「1→1」の最初の「1」をスタカート気味に切ること。一旦切って、上の「5→4」の「4」に合わせて後の「1」を弾くと「5→4」のレガートを意識的に弾くことができる。慣れてくれば、切る間隔を限りなくゼロに近づけようと思っている。



ところでこの曲の難易度だが、ヘンレ社の9段階難易度によると「3/4」、つまり3〜4ということになっている。


いつも使っている28段階の難易度に換算したいのだが、まさか比例計算(3.5×28/9=11)というわけにはいかないのだと思う。が、思ったより易しいのかもしれない。体感的には14くらい? つまり私の推定実力レベル15よりは少し下?

とはいえ、それほどスイスイ弾けているわけではない。難所らしいところは今のところ見当たらないが、全体的にスムーズに弾くにはけっこう弾き込みが必要になりそうだ。



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