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2024年1月28日日曜日

Bach.KB.BWV832:組曲イ長調、軽やかなアルマンド、ジーグ ♪

「J.S.バッハの全鍵盤作品を聴く」プロジェクト、今回は「初期の組曲」から BWV832「組曲(パルティー)」イ長調。

全体的に割とシンプルで軽やかないい感じの作品。テレマンの作ではないかと思われていたが、近年はバッハの真作であるとされている。




全体構成は「アルマンド、トランペットのためのエール、サラバンド、ブーレ、ジーグ」となっている。

第2曲の「トランペットのためのエール」というタイトルの意味はよく分かってない。少なくともトランペットでの演奏は不可能なようだ。

タイトルは「パルティータ」ではなく「パルティー」(Partie:声部、楽章などの意味)となっているが、「パルティータ」という表記も散見される。

ピティナのステップ課題曲「応用1〜5」に入っている。


ピアノによる録音は、BWV820 序曲ヘ長調のときに見つけたラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、イラン。1976- )のアルバム(↓)に入っている。

🎧Bach J. S.: Inventions and Sinfonias(アマゾン配信)


YouTube 音源は下記。トラック番号は 40〜44。


個人的には、アルマンドの下降スケールによる軽やかな感じが好きだ ♪


記事を書き終えたあとでアンジェラ・ヒューイットさんの録音を見つけた。


YouTube にアルバムの音源がある。BWV832 のトラックNo. は 19〜23。


ハイペリオンの紹介ページ(↓)からリンクされている Digital booklet (PDF) にヒューイットさん自身の解説がある。BWV832 を録音した動機は第2曲目の "Air pour les trompettes" にある…と書いてある。

✏️Partie in A major, BWV832(hyperion)



チェンバロによる演奏は、オランダバッハ協会によるものがある。アルマンドの演奏ではテンポが緩やかになっていて、ピアノとはかなり印象が変わる。

♪ Bach - Suite in A major BWV 832 - Fortin | Netherlands Bach Society

演奏は Olivier Fortin、使用楽器は "Jonte Knif & Arno Pelto 2004"。


出典:

📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)

✏️バッハ :パルティータ イ長調 BWV 832(PTNAピアノ曲事典)



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