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2021年9月21日火曜日

定年後ピアノを始める方に私が言えること…?

私のブログに、定年後ピアノを始めたいと思っている方からコメント(質問 ↓)を戴いたのだが、ほとんど自信を持ってお答えできることがなく…(^^;)。


でも、考えてみると、私も定年後にピアノを練習(独習)し始めて 8年以上経つので、少しは参考になることをお答えしたいと思い、書き始めてみましたが…。




まず、「電子ピアノ…お勧めの機種がございましたら…」ですが、電子ピアノをまともに弾いた経験がほぼない身としては、よく分かりません…というのが正直なところです。

ただ、興味はあるので、たまに電子ピアノの記事(新機種など…)を読んだり、楽器屋さんで試し弾きをしてみることはあります。

興味の内容はピアノ(音楽)ファンとしてのものと、元理工学系サラリーマンとしての技術的な興味と半々です。弾き心地や弾き方によって出てくる音が、どれだけアコースティックピアノに近づいているか…というのが試し弾きするときの興味の中心になってます。


で、その少ない経験から感じることは、ハイエンドのもの(高級モデル)はかなり良くなってきているのではないか?…ということです。

一方で、普及帯というのか、楽器屋さんに一番多く並んでいるものは、やはりアコースティック・ピアノとはかなり違うな…というのが正直な感想です。

電子機器なのでお値段との相関関係はそれなりにあると思います。


例えば、ヤマハであれば大きくは 3つのカテゴリーに分かれており、その中にまたいくつかのモデルがあるようです。

クラビノーバ:17万円〜40万円程度
アリウス:8万円〜12万円程度
Pシリーズ:4万円〜7万円程度


ただし、弾き心地はメーカやモデルによってかなり違うので、楽器屋さんなどで実際に触ってみるのが一番だと思います。店員さんにいろいろ聞きながら、違うメーカやグレードの異なるモデルを弾き比べるのがいいのではないでしょうか。

私が選ぶとすれば、やはりアコースティックピアノも作っているヤマハやカワイのものになると思います。

今年 4月の日経新聞に電子ピアノの記事があり、各社の売れ筋などが紹介されていました。それを読んで書いたのがこの記事(↓)です。ご参考まで。



音符学習に効果的な本、URL又はアプリなど…」ですが、どの程度の内容を期待されているのかよく分かりませんが、いわゆる「楽典」的な内容で、わりとピアノに関連したもの…という感じでいくつか書いてみます。

私自身、あまり本で勉強した覚えはありません。中学校までの「音楽」で習ったことと、入門編のピアノ教材に書いてあることで、まずはこと足りるような気がします。


それでも、中学の音楽を真面目にやらなかった…(^^;)…私がときどきお世話になっているサイトをいくつかご紹介しておきます。

一つ目は洗足学園音楽大学がやっている「オンラインスクール」というのがあります。その中に「楽典 解説」というコンテンツがあって、これはとてもシンプルにまとめてあるので、分かりやすいのではないかと思います。


✏️洗足オンラインスクール(トップページ)


それから、まさに「楽典」という名前のサイト。

✏️楽典

どういうサイトかも知らずに…(^^;)、調べ物をしているときによく検索結果に出てくるので、便利に使わせていただいているサイトです。けっこう詳しいです。

ちなみに、調べてみると繁田卓也さん(国立音楽大学大学院作曲専攻修了の音楽の先生)という方が作っておられるサイトのようでした。お世話になっています…(^^)♪



あと、楽典ではないですが、ピアノ曲を調べるのにとても重宝しているのがこのサイト(↓)です。「一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)」(✏️PTNA(ピティナ))が運営しています。



それから、個人的に気に入っているサイトがこれ(↓)です。ピアノ曲の難易度を調べたりするのに使わせて戴いています。

✏️ピアノ教材研究 逝ける大作曲家(現在リンク切れ)

これは 6年くらい前に亡くなられた田所政人さんという先生が主催されていた『ピアノ教材研究会』の内容を、息子さんが引き継いで公開されているもの(↓)の一部です。

✏️あるピアニストの一生(現在リンク切れ)


私のブログの中で使わせて戴いている『28段階難易度』というのは、この田所先生の作られたものです。自分で使いやすいように、難易度別に分けたページも作ってます。



《難易度別ピアノ曲》


…という感じで、コメントを戴いた方にお役に立てる内容になっているかどうか、はなはだ自信がありませんが、素人がピアノを 8年間ボチボチやってきて身につけた知識はこの程度でした…(^^;)。

でも、「バッハが好きで若いころから愛聴して」こられたという方が、「バッハのフーガを自分なりに弾いてみたい」ということで、定年を迎えてからその夢に取り組まれる…というのは、一人のピアノファンとしてとても嬉しいことです…(^^)♪

心から応援したいと思います。頑張ってください ♪

2 件のコメント:

  1. 当方の稚拙なご質問に対し、素晴らしく充実した内容のURLを短期実に立ち上げて頂き、感激いたすとともに、とても、勇気づけて頂きました。心より感謝申し上げます。まずはピアノ(手始めとして10万円以下の電子ピアノか?)の購入となりますが、現在、異国(タイ)に滞在おります。それなりの歳月を閲してここに住んでおりますが、今まで、ピアノの購入など全く考えておりませんでしたので、当地でのピアノ事情やピアノをはじめとした楽器の購入についての知識が全くなく、情報収集を始めなければなりません。調べたところ。ヤマハやカワイのショップもバンコクにはあるようで多少安心いたしました。ピア様は電子ピアノにお詳しくないようでございますが、日本のアマゾンのサイトで検索したところ、ヤマハの P-125Bとカシオの Privia PX-S1000BKの2機種がコスパの点でお買い得のようでございます。ご私見で構いませんので、手始めとする予算10万円以下の電子ピアノを購入するとしたら、ずばり、どの機種を選んだら宜しいでしょうか。また、ペダルは1ペダルと3ペダルと選択できるようですが、ペダル数で違いは生まれるのでしょうか。

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  2. Chippy さん、おはようございます ♪
    P-125BとPrivia PX-S1000BKはともに入門者に人気の機種のようですね。個人的には、やはりショパン国際ピアノコンクールなどでも使われているコンサートグランドピアノを製造しているヤマハの機種に惹かれます。鍵盤のタッチも音もアコースティックピアノの技術やノウハウが生かされていると思うからです。
    ネット情報で軽く確認してみましたが、P-125はコンサートグランドピアノの音を使っていると書かれていますが、PX-S1000の方ははっきり書いてありません。あと、最近バッハなどバロックに興味を持っている私としては、チェンバロ(ハープシコード)とパイプオルガンの音が 2種類ずつ入っているのも気に入りました。カシオは 1種類ずつ。
    YouTubeに比較動画がありましたので聴いてみました。やはり、カシオはポピュラー系のやや華やかな音作りになっていると感じます。ヤマハの方が私の耳には(アコースティック)ピアノらしく聴こえました。

    ♪ 🎹ヤマハP125とカシオPX-S1000デジタルピアノのレビュー、比較、デモ🎹
    → https://youtu.be/kWQ8Ljc44_w

    ペダルは 1本で十分です。最初は付属しているフットスイッチでいいと思います。私もほとんど一番右のダンパーペダル(音を伸ばすもの)しか使ってません…(^^;)。
    3本のものは左から 2つが追加されていて、左のはソフトペダルといって音を柔らかく弱くするものです。真ん中のサステインペダルはちょっと特殊で、ほとんど出番がないと思います。下記記事の「その3.ペダルが違う!」のところに分かりやすい説明があります。

    → https://www.kurosawagakki.com/sh_ocha/digipi-difference/

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