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2019年12月8日日曜日

▼ベートーヴェンの「6つの変奏曲」いつもと違う練習手順?

12月1日から練習を開始したベートーヴェンの「パイジェッロの歌劇『水車屋の娘』の二重唱『わが心もはやうつろになりて』による6つの変奏曲 WoO.70」…というのは長すぎるので、今後は「6つの変奏曲」と表記しようと思う…(^^;)。

譜読みをほぼ終えたところだが、練習の段取りがいつもとちょっと違っている感じ…。




とりあえず、この 1週間を振り返ってみると…。

まず、いつものように全体の譜読みを行った。曲の構成やそれぞれの難しさなどをチェックしながら、指使いを決めていった。

使用している楽譜(全音の『ベートーベンピアノ名曲集』)には指使いが書いてあるが、私の手と合わない部分もあるので、自分なりに弾きやすいよう変更をした。

ここまではいつもの練習手順である。指使いもほぼ確定した。


いつもなら、そのあとに最初から順番に練習していって、引っかかるところを反復練習する段階に入る。そして、最後まである程度弾けるようになったら、通し練習に入る。

通し練習の段階でも、引っかかる部分やスムースに指が動かないところも残るので、そこは部分的に反復練習も合わせて行う…。この段階では、強弱やテンポの変化やタッチなど、自分のイメージに近い音が出るように試行錯誤も行う。

そして、ほとんどミスなく、自分の思うような演奏ができるようになったら「修了」となる。…はずであるが、なかなかそこまで達することはなく、ほとんどが自己満足か「これ以上無理!」的な「終了」となる…(^^;)。


で、今回は何が違うかというと…。

譜読みが終わった後に、ほぼそのまま「通し練習」のようなパターンに入ってしまったようなのだ。厳密にいうと、上で説明した「ある程度弾ける」状態にはなっていないし、通して弾ける状態ではないので「通し練習」とは言えないのだが…。


ところで、この曲は、私にとってどんな風に見えているかというと…。

テーマと第4変奏(短調)以外の変奏曲にはもれなく私の苦手なパターンが入っている。つまり、16分音符が連続する速いパッセージである。

一方で、テンポを遅くすれば、どの曲も何となく音を押さえていくことはできる。つまり「難所」のようなところはない(はず…)。まぁ、第5変奏の 3連符(と左手の掛け合い)がちょっと難所に近いかも知れない。




そこで思ったのは、この「苦手パターン」を先に練習して出来るだけ早く指を慣らしてしまおう…ということ。

そう思って、第1変奏や第2変奏…そして第5、第6変奏とやっているうちに、気がついたらほとんどすべての変奏曲を練習してしまっていた…というわけ…(^^;)。

それぞれの曲は短いので、部分練習を数回くり返すだけで終わってしまう。結果的に「通し練習」に近い状態になってしまった…ようなのだ。


これまでやってきた曲に比べればそんなに難しい曲ではないはずなので、今回はこの方式でやってみようと思っている。

ただ、問題が一つ。それは「暗譜」問題。

いつもは、通し練習を始める頃かその少し後にほぼ暗譜している。でも、今回の手順で練習していると暗譜が難しいかも知れない。

…ので、逆に「暗譜」をしないでもちゃんと弾けるようにする…ということを目標にしてもいいかな?なんてことを考えている。途中で覚えてしまったらそれはそれでいいし…。

あと、年内に終わるか?という心配もあるが、今は気にしないことにしている…(^^)。



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