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2019年11月28日木曜日

▼ディアベリ変奏曲:そろそろ終わりにするか?

ディアベリ変奏曲を練習し始めてから、昨日でちょうど 7週間 49日。なんとか、自分の弾けるレベルでの形にはなってきたかな?という感じではある。

以前に比べて一つの曲(今回は短い曲5つ)にかかる練習時間が長くなったような気がする。歳のせいにはしたくないが、暗譜するまでの日数が増えたことは確か…(^^;)。




一通り「通し練習」をしながら、ミスが多い部分、不安な箇所、思うようなデュナーミク(とくに fp とか sf とか長いクレッシェンドとか…)やタッチができてないところを中心に部分練習も継続している。以下、各曲の状況を整理してみる。


「テーマ」の課題は、相変わらず最初の装飾音符と最後の「決め」フレーズ。これはもう繰り返し練習して、指の「自動化」を完全に近づけるしかないと思っている。


第1変奏の一番の課題は、sf の付け方と「いきなり p 」の弾き方。全体的には、そこそこ思うように弾けてきたと思っているのだが、この課題はもう少し頑張る必要がある。

また、曲の最後にある和音の連続がちょっと難しいため、テンポが少し遅くなってしまうのだが、曲の終わりなので、これはこれでいいんじゃないかと…(^^;)。



第2変奏は、裏拍のメロディーにも慣れてきて、「3拍子に聴こえない」問題もそれなりに(1拍目を少し強調する感じで…)弾けるようになってきた気がしている。ただ、止まらずに弾くことに関しては、もう少し練習が必要なようだ。

ところで、この曲には p と leggiermente (レッジェールメンテ:軽く優美に、ノンレガートで)という以外、なんの記号もない。

すべての変奏曲を続けて弾く場合にはそれでもいいのかも知れないが、どちらかというと単独の曲として練習している私としてはちょっと面白くない。なので、自分なりに強弱をつけて、気の向くまま?盛り上げる箇所を作ったりしている。

大人の趣味のピアノは「自由」なのだ…(^^;)?




第3変奏も、やっと暗譜できて、何となくではあるが曲の雰囲気(構成?)も掴めてきて、自分なりには気持ちよく弾けるようになってきた ♪

ただ、フレーズの終わりが落ち着く前に次が始まるような作りになっていて、そこの部分は気をつけていないと間(ま)が伸びてしまったりする。

例えば下の楽譜でいうと、最後「ラ〜ソ」と収めたあと一呼吸置きたい気分だが、すぐに冒頭の「ミシドソ」が始まる。ベートーヴェンはわざとそうしているのだろうが…。




第14変奏も「通し練習」に入っているが、ミスの確率が高い部分がいくつかあって、それは課題として残っている。

そもそも、この曲は「複付点8分音符+64分音符× 2個」というのが基本リズムになっていて、正確にリズムを刻むのがとても難しく、そこでのミスが多いのだ。

しかも、そのあとが違う和音に移るので、「64分音符× 2個」から次の拍への移動が大変である。…で、それをリズム通りに弾こうとするとミスする確率が上がってしまう…(^^;)。

なので今は、リズム的には少し「鈍(なま)って」しまうのだが、少し間(ま)があいても、次の和音を正確に押さえることを優先したような弾き方になっている。




…という感じで、全体的にはほぼ終わりに近づいてきたかな?と思っている…。

「終わり」というのは、私の技術レベルでできることはほぼやり尽くした…、というか、これ以上練習しても大きな進歩は望めそうもない…という感覚的なものである。

…なので、11月もそろそろ終わりだし、次の曲を考え始めたところだ。もう少し「変奏曲」をやってみるか?…なんてことをぼんやりと考えていたりする。



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