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2019年8月22日木曜日

「レントより遅く」のお手本 Alba Ventura というピアニスト

ドビュッシーの「レントより遅く」を「ホールで FAZIOLI」のためにもう一度練習することにした。それで、改めてお手本となる演奏を YouTube で探してみた。

そうしたら、以前練習した時にはなかった動画、Alba Ventura というピアニストの演奏(↓)が見つかった。練習の参考にするにはちょうどいい感じの演奏だ ♪





「レントより遅く」を最初に練習したのは 2018年の夏だから、ほぼ 1年前だ。このとき書いたいくつかのブログ記事はこういうときにとても役に立つ。

《ピアノ練習履歴2018》[6]


このときはお手本というほどではないが、参考にした演奏はジャック・ルヴィエとサンソン・フランソワの演奏。ドビュッシー自身の演奏(ピアノロールによる再現)も…。

 Claude Debussy, 'La plus que lente':Jacques Rouvier

 Samson Francois plays Debussy La Plus Que Lente

 Claude Debussy plays for Welte-Mignon


こういう演奏は鑑賞するにはいいのだけれど、自分の練習の「お手本」にするのはなかなか難しい。「いいなぁ〜」と思うポイントがあっても、どう弾いていいのか分からないからだ…(^^;)。そういう演奏はひたすら鑑賞するに限る ♪

で、今回見つけた Alba Ventura の演奏(↓再掲)であるが、何となく「お手本」にちょうどいい感じなのだ…。

 Alba Ventura plays Debussy la plus que lente


ジャック・ルヴィエなどの演奏と何が違うのかよく分からないが、自分が弾ける範囲のイメージに少しでも近いのかも知れない。テンポが遅いのもいい…。

超傲慢を承知で言うと、頑張ればこういう弾き方ができるかも知れないと思えないこともない…? まぁ、そんなことは金輪際あり得ないのだけれど…(^^;)。

念のために言うと、鑑賞する演奏としても十分に魅力的だと思っている。この動画も、2018年の Wissembourg Festival での演奏なので、それなりのピアニストと思われる。


軽く調べてみた。

Alba Ventura(アルバ・ヴァントーラ)は 1978年バルセロナ生まれ、スペインのピアニスト。13歳で 、ネヴィル・マリナーの指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲 K271 でデビューしている。

現在は Conservatorio Superior de Música del Liceo(リセウ高等音楽院、バルセロナ)の先生もやっているようだ。

いくつかの音源を聴いてみた。ベートーヴェンはちょっと荒っぽさもあるが私の好きな演奏だ。アルベニスはさすがにこのピアニストに合っているかも…♪

 Beethoven | Sonata nº 17 en Re menor, Op. 31 nº 2 "La Tempestad" III Allegretto (ALBA VENTURA)

 Alba Ventura plays Albeniz Triana


おまけ。同じような「お手本」を思い出した。

2014年に、同じくドビュッシーの「プレリュード」(ベルガマスク組曲より)を練習したのだが、このときの「お手本」も(たぶん)無名の15歳のピアニスト(Konstanca Dyulgerova)の演奏だった。これが私のイメージにピッタリだったのだ ♪

 Debussy - Suite Bergamasque, I. Prelude

《今日から新曲:ドビュッシー『ベルガマスク組曲』より「プレリュード」》


ドビュッシーの場合、有名なピアニストの名演より、あまり知られてない人の、どちらかというと素直な?演奏の方がお手本になりやすいのかも知れない。私の場合…(^^;)。



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《▼7月のピアノ練習曲はドビュッシー「レントより遅く」♪》

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