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2019年7月12日金曜日

ジャパン・ピアノ・オープンの優勝賞金は380万円!

川上昌裕さんのブログを見ていたらこんな記事(↓)があった。

✏️10月に日本でピアノの国際コンクールあります

えっ!何だろう?と思って読んだら「ジャパン・ピアノ・オープン国際フェスティバル&コンペティション」というもので、今回が第2回目となるコンクールのようだ。




"Japan Piano Open" というのは何だか国際スポーツ大会みたいな名前だが、あまり知られていない(たぶん?)わりには賞金額が高い。1位で €30,000(約380万円)なので、ショパン国際ピアノコンクールと同額だ…。

しかも、5名のファイナリストにはマルタ国際ピアノコンクール(2021年)への出場権が与えられるのだが、ここで優勝すると €100,000(約1,220万円)の賞金と、同額分のコンサート開催が授与される。

このマルタ国際ピアノコンクールは、2年かけて世界 14都市でジャパン・ピアノ・オープンのようなコンクールが行われ、そのファイナリスト 70人がマルタに集結して競うという大掛かりなもの…(^^;)。

面積、東京23区の半分、人口 40万人のマルタ共和国のどこにそんな力があるのだろう?




どんなピアニストが参加しているのか気になったので、第1回の情報を探してみた。

公式サイトにはあまり情報がなく、ニュース記事があった。

✏️Malta International Piano Competition 2018 awards top prize of €100,000

これによると、1位がウクライナ/オーストリアの Anna Ulaieva、2位が日本の太田糸音さん、3位が中国の Yongqiu Liu となっている。日本人が入賞しているとは知らなかった…。

あと、下記の YouTubeチャンネルにコンクールの動画もあがっていたのでざっとみたが、知っている名前で見つけたのは Jurinic Aljosa くらい。

🎦Malta International Music Festival


それよりも興味を引いたのが、当時の太田糸音さんのツイート(↓)。


ルガンスキー、ヴェンゲーロフ、ソコロフ…、なんと豪華な…(^^)♪


調べてみると、たしかにフェスティヴァルには有名ピアニストが登場している。

2017年には、ソコロフ、セルゲイ・ババヤン、アンドレイ・ググニンなど。

2018年には、ソコロフ、ルガンスキー以外にも、デニス・コジュヒンの名前が。

2019年には、エレーナ・バシュキロワ(バレンボイムの奥様)、フィリップ・コパチェフスキー(チャイコンに出ていた)、Ingolf Wunder(後述)など。

2021年の春にはマルタ観光でもするか…(^^;)♪


おまけ。このコンクールではアレクセイ・ショー(Alexey Shor、ウクライナ、1970〜)という作曲家の "Childhood Memories Suite" という作品が課題曲になっている。

その楽譜が PDF で公開されている(↓)。"copyright" 表記はしてあるが、こうやって見ることができるのはとても嬉しい。

✏️Alexey Shor's Scores

で、どんな曲なのか聴いてみようと思って YouTube を探したら、今年のフェスティヴァルに登場した Ingolf Wunder の演奏動画があった。14曲からなる組曲だが、ちょっといい感じの曲もあった ♪

 "Childhood Memories" (complete) performed by Ingolf Wunder



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