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2019年5月20日月曜日

ピアノ奏法:左右泣き別れアルペジオの克服?

今練習しているシューベルトのピアノソナタ第14番の第3楽章、いくつもの「難所」があるのだが、その中の一つが左右の手が逆方向に離れていくパターンの両手アルペジオ。

下の楽譜がその典型的な例。両方の手を見ることができないので、確実に音を押さえることがかなり難しくて苦戦中だ。でも、ちょっとしたコツを見つけたかも…(^^)♪




話は、少し前にさかのぼるのだが、ピアノの弾き方で大きな勘違いをしていたことに気がついて、「手元を見ないで弾く」練習をしたことがある。

《「楽譜を見て弾く」じゃなく「手元を見ないで弾く」!》

《バイエルをやることにした→手元を見ないで弾く練習 ♪》

で、最初に思ったのは、両手とも「手元を見ないで」弾けばよい、ということ。ところが、音がとぶし、親指がくぐるところではどうしてもミスが増えてしまう。

どうも、この方法では無理なようだ…。


なので、左手だけはちゃんと見て、右手の方は「手元を見ない」弾き方をすることにした。…のだが、これでも成功する確率はそれほど上がってこない。

そして、色々試しているうちに何となく思ったのは、目は左手を追いかけるのだが、同時に頭の中の「意識」としては右手を追いかけるのはどうだろう?…ということ。

ちょっと難しいかな?と思いながら何度か試していると、それなりに出来るような気になってきた…。自信を持って確実に音を押さえることができるようになるにはもう少し練習が必要だが、少し光明が見えてきた感じである…(^^)♪


少し理屈を書いてみると…。左手は目で見た情報(次に押さえるキーなど)から直接(頭で考えることなく)指を動かす。右手は、頭の中で鍵盤(と押さえるキー)をイメージしながら指を動かす。…という感じ。これを同時に行う。

こういう弾き方が正しいのかどうかはよく分からない。ただ、私の場合には、どうもこの方法が一番ミスを少なくできそうなので、しばらくはこれでやってみようと思う。


それにしても、正統派のピアノ奏法ではこういう場合、どういう弾き方をするのが正しいのだろう? ネットで検索してみるのだが、見つけることができなかった。

そして、プロのピアニストはどうやっているのだろう?

YouTube で映像が付いている(動きのわかる)演奏を見てみると、

  • ブレンデルはやや右を見ているように見える
  • ピリスさんは主に右、一瞬左を気にしているように見える
  • リュカ・ドゥバルグは右見て左見てのように見える

と色々だが、彼らの場合、基本的には鍵盤を見ないでも弾けるのだろうと思う。ポイントだけちょっと見るという感じ…かな?

ルカくん(リュカ・ドゥバルグ)のような素早い動き(↓)も練習してみる価値があるのかもしれない…。動画は3楽章途中から。

 Lucas Debargue - Franz Schubert - Piano Sonata No. 14 in A Minor, D. 784



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