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2018年10月23日火曜日

早めの選曲その2:セザール・フランク、バッハ…♪

少し前の記事《たまには早めの選曲:バッハ?ショパン?》に書いたように、ここ数日、いろいろなピアノ曲を聴くときに「選曲」という意識を少しだけ持つことを心がけている。今回は少し早めに次の曲の候補曲を見つけようと思って…。

その中でちょっといいなと思った曲の一つがセザール・フランクの「プレリュード、フーガと変奏曲 Op.18」というもの。オルガンの曲を Bauer という人が編曲したものだ。



フーガと変奏曲は弾けそうもないが、プレリュードだけなら何とかなりそう。いい感じの曲だし…。弾き心地も悪くないので、とりあえず候補曲とした。

セザール・フランク(César Franck, 1822-1890)という名前は知っていたが、そのピアノ曲は聴いたことがないかも知れない。この曲も、バッハのピアノ曲を探しているときにたまたま見つけたもの(同じ CD に入っていたか何かで…)。

1822年生まれなので、同世代の作曲家は 1824年生まれのスメタナ、ブルックナー。フランツ・リストが10年ほど前の 1811年生まれ、ブラームスが10年ほど後の 1833年生まれ…という感じ。ちなみに、フランクはリストの影響を受けているそうだ。


J.S.バッハでも一つ見つけた。これまであまり聴いたことのない「ファンタジーとフーガ BWV904」である。これも、フーガは無理だがファンタジーの方は何とかなりそう。

弾き心地も悪くはないのだが、試し弾きした範囲では、ちょっとつかみどころのない印象。だから「ファンタジー」…(^^;)? 一応、候補曲に入れておくことにした。



バッハはもう 1曲見つけたのだが、こちらの方は弾いてみるとちょっと難しい感じで、あまりピンとこなかったので、とりあえず保留。

曲は「鍵盤楽器のための協奏曲集」の一つで BWV973 の第2楽章 Largo。原曲はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調。




前回「これから試し弾きをしてみるつもり」と書いた「協奏曲 ニ短調 BWV974 第2楽章 Adagio」も、上の「鍵盤楽器のための協奏曲集」の一つで、こちらの原曲は A.マルチェッロのオーボエ協奏曲。

こちらの方も試し弾きした感じでは、今一つピンとこなかったので保留。

ただ、この曲は有名な曲だそうで(私でさえ聴き覚えがあったくらい…)、第2楽章単独でピアノのレパートリーにもなっているし、原曲のオーボエ協奏曲も、オボーエの重要なレパートリーなのだそうだ。楽譜を再掲しておく(↓)。




こうやって見てくると、どうもゆっくりの落ち着いた曲に惹かれているようだ。テンポアップが課題の「テンペスト」ソナタ第 3楽章の反動かも…(^^;)。


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