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2017年3月23日木曜日

ベトソナをピアノ教本にしようと考えた話(畏れ多くも…)

ベートーヴェンのソナタ13番、第1楽章の Allegro 部分で苦労している。アルペジオやスケールを組み合わせただけのものなのに…。

もともと、基礎から練習してきたわけじゃないので「基本」が出来てないことには自信がある…(^^;)?




数年前にピアノの練習を始めたときから「基本練習は曲の中でやる」ことにしていて、今回もこの Allegro 部分は「基本練習」を兼ねて、やや多めの繰り返し練習をしている。

…で、そればかりだと飽きるので、無謀にも、第2楽章の譜読みなど始めてしまったのだが、なんと!2楽章も「基本練習」の宝庫だったのだ…(^^;)!


第2楽章の「基本練習」要素は、とりあえず3つ(冒頭の図)。

三部形式の冒頭、1️⃣は変形アルペジオ、中間部の 2️⃣は(私の苦手な)スタッカートのリズム練習+トリル付き…。最後の 3️⃣は、右手レガート+左手スタッカートに加えて、半拍ズレの練習。

しかも、これらを "Allegro molto e vivace" で弾かなくてはならない。まぁ、しばらくはゆっくり練習するしかなさそうだが…。


実をいえば、今年の目標には、ハノンのような技術(メカニカル)練習も少し取り入れよう、と書いていた。




ところが、今年最初に選んだシューベルトのソナタ(14番第1楽章)の「付点音符、オクターブ、トレモロ」の3大課題をクリアするための練習に時間を取られて、とてもハノンどころではなくなったのだ…。


そしてその後、ハノンは復活していない…。


まぁ、しばらくはベートーヴェンのソナタの中で練習させていただくことになりそうだ。

それにしても、ベートーヴェンはやはり天才だ。わりと基本的な音型、スケール、アルペジオ、和音、オクターブなどを組み合わせて、実に見事な音楽作品を作り上げてしまうのだから。

この13番ソナタの第2楽章の最初は、一見何の変哲もないような和音のシンプルな3音のアルペジオの組み合わせだけで、これだけの音楽的な流れが出来上がってしまうのだから、魔法のようだ ♪

ベートーヴェンの天才性はそんなところじゃない!…というお叱りを受けそうだが…(^^;)。


でも私にとっては、お気に入りのソナタを練習しながら、ピアノ教本的な「基本練習」もさせて戴けるという、とてもありがたいことになっているわけなのだ…(^^)。

なので、畏れ多いとは思いつつ、もうしばらくベートーヴェンのソナタ(の一部)をメカニック練習の「教本」にさせて戴くことにしよう ♪



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