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2016年12月1日木曜日

改めてピアノの上達とは?…どこを目指すのか?

来年の "My Piano Life" の目標を考え始めているのだが、練習(ピアノ上達)の目標をどうしようかと悩んでいる。

この「趣味の大人のピアノ」は2013年から始めた(→《実験開始》)ので、今年の終わりで丸4年、大学で言えば、もう卒業なわけだ。

4年間で少しは上達したとは思うのだが、一つ一つの曲をやっているあいだの「自己満足感」は少しはあるものの、「ピアノの腕」が上がったという実感はほとんど無い。




で、久しぶりのモヤモヤおじさん登場である。少し前の「モヤモヤ」を見てみると…。




悩みの中身を整理してみると、たぶんこんな(↓)感じだと思う。

①比較的簡単な曲を完璧に仕上げること

を目指すのか?

②難しい(弾きたい)曲を下手でも途中で止まっても、自己満足できる程度に弾けること

を目指すのか?


現状の練習の仕方とか「仕上げレベル」の考え方を振り返ってみると…。

練習の仕方としては、一つの曲を選んで、譜読みして、暗譜して、部分練習して、通し練習をして、自己満足できるレベルまで持っていく、というのが基本パターンである。ハノンとかの基本練習はやっていない。

それを繰り返すことで、また曲の難易度を少しずつ上げていくことで、結果的に「ピアノの腕」が上がるはずだ、と思っている。


「自己満足できるレベル」というのは、自分で弾いていて「気持ちがいい」とか、弾き終わった後に感じる「満足感」で判断している(…たぶん)。

例えば、思うようにクレシェンドできて盛り上げられたとか、いい音で好きなフレーズが弾けたとか、和音がきれいに響いたとか、ラヴェルらしい音で弾けた(と自分では思えた)とか…。

少しは、その曲に対する自分の「音楽的イメージ」も気にしてはいるが、「その作品らしく仕上げる」とか「音楽性」とか「正しい弾き方」とか、ピアノの先生が「仕上がり」の判断基準としているようなこととは、おそらくズレているのだろうと思う。


で、この「自己満足」に含めていない(棚上げにしている)ことがいくつかある。たぶん、それがこの「モヤモヤ」の原因なのだが…。

一つは「ノーミスで1曲を通して弾けること」。

これには、単純に「途中止まらないで楽譜通りに弾く」という最低限のレベルから、「作品として成り立たせる」あるいは「一つのステージとして成り立たせる」という高度なレベルまであるのだろうが、ここでは最低限のことを言っている。


もう一つは「安定して弾けること」である。これは「いつも」「正しく」弾けるという意味。

つまり、基礎から積み上げた人は、簡単な、あるいはよく出てくるパターンは、いつでも正しく弾くことを難なくやってのけるはずだ。ところが「正しい弾き方」を身につけてない素人(私とか…)は、簡単な何でもない箇所でも弾くたびに不安定なわけだ。


①の「完璧に仕上げる」の中には、当然この2つが入っている。そして、②の「自己満足でいいや」という方式?を採用している私にも「完璧」を目指したい気持ちがないわけではない。

「ピアノの腕」の中には、当然、一つの曲をノーミスで、途中で止まらずに弾くことが含まれている。というか、前提条件であるかも知れない。

ただ、どうやって「止まらない技術」(というものがあるとすれば…)を身につければいいのかよく分からない。技術だけではなく、止まらない「意志」とか「集中力」のようなものもあるのかも…。

「安定して弾ける」ためには、おそらくかなりの量の基礎練習が必要になるのだろう。…が、それをやる気にはなかなかなれない。困ったものだ…。


最初に、「①比較的簡単な曲を完璧に仕上げること」か「②難しい曲を下手でも途中で止まっても、自己満足できる程度に弾けること」か、という二者択一の問題設定をしたが、一番いいのは、もちろん両方を合わせた「難しい曲を完璧に仕上げること」である。

難しいけど弾きたい曲を、ノーミスで最後まで通して、自己満足できる音楽性を持って、安定して弾くことができること、が理想だ。

だけど、それが叶わないとしたら、やはり二者択一にならざるを得ない。


難しくても弾きたい曲を1曲でも多く練習してみたいと思っている私としては、軸足は②に置くことになるだろう。すると、もう少し頑張るとすれば、「できるだけ少ないミスで、止まらずに最後まで弾く」というのを目指すくらいだろうか…?

まぁ、年末まで時間があるのでもう少しモヤモヤしてみるとするか…(^^;)。



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