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2016年11月7日月曜日

近況:「クープランの墓」〈メヌエット〉練習手順で苦戦?

ラヴェルの「クープランの墓」〈メヌエット〉の練習を始めてはや2週間。進み具合としては何とも言えない状況にある。

一度は最後まで譜読みして、指使いも大まかには決めて、さて曲の頭から部分練習…に入ったはずなのだが…。


最初から順番にやっていくつもりだったのだが…。ABA' の三部形式なので、A を練習したあとに、つい A' も弾いてみたくなり、やってみると予想以上に難しいのでやっぱり後回しにしよう、となったり…。

B のところは何となく弾きやすそうなので、A と並行してやってみようとしたら、最初の部分はまあいいとして、臨時記号が次々に出て来るところでぐちゃぐちゃになり、これも後回しにしようと…。

結局、どこにも集中できずに混乱するばかりという状態になり、さらには、曲の冒頭の装飾音符が未だにちゃんと弾けず、部分練習さえ今ひとつうまく行っていない…(^^;)。


…ということで、この記事を書きながら、改めて曲全体を練習する単位の「ブロック」に分けてみようと思った次第。

その結果が下記。ほぼ8小節または16小節単位になっている。全体で14のブロックになった。A' を C とし、コーダ的なところを分けて D とした。

数字は小節No.、アルファベットは開始音、[ ] の中はコード(調とは微妙に異なる)。


A
a1: 1-8:D[G]
a2: 9-24:D
a3: 25-32:E
B
b1: 33-40:B♭[Dm]
b2: 41-48:B♭[Dm]
b3: 49-56:F[Fm]A♭[A♭]
b4: 57-64:[D♭][B♭m]
b5: 65-72:B♭[Dm]
C
c1: 73-80:Bm/a+b
c2: 81-96:F#
c3: 97-104:E
c4: 104-111:アルペジオ1
D
d1: 111-120:アルペジオ2
d2: 120-128:装飾音符/ダブルトリル


このブロックで、進捗状況を確認してみると…。

A(a1+a2+a3)と B の前半(b1+b2)までがほぼ暗譜できて、弾き方の部分練習に入っているところ。並行して、Bの後半(b3+b4+b5)をなんとか指に覚えさせようともがいて?いる状況。


問題は「243」や「454」の指使いの装飾音符(↓)。




軽く速くやりたいのだが、まず指が動かない(指の体操を継続中)。速く動かすと音がやせてしまって、響きがよくない。当面は、少しゆっくり目弾いて音の響きを優先しようと思っている。


で、今週の目標としては、A と B の最後までを暗譜して、ある程度指で覚えるくらいに弾き込むこと。余裕があれば、C 部分の指慣らしと暗譜開始にとりかかりたい。

ここまでの印象としては、やはり全般的に難しいので、とりあえず音符としては暗譜して、楽譜を見なくても練習できるように早くしたいと思っている。

少し明るい材料としては、B パートの4音の和音は思ったよりも何とかなりそう、ということ。以前苦しんでいた「同時打鍵」問題(和音の各音が同時に鳴らない)は、少しは解消されつつある気がする。とはいえ、分厚い和音の連続はきつい…。


さて、今週も頑張ろう! 実は、金曜日に『シーモアさんと、大人のための人生入門』という映画を観に行って、ちょっと感動して、気分的にはいい状態にあるのだ ♪



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