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2016年7月11日月曜日

近況:ピアノ、少し上達したかも…♪?

このところの練習(ブラームス Op.117-1)は、「全曲通して弾く」→「うまく弾けないところを部分練習」というパターンでやっている。

前回の近況報告で「きれいな音を出すことを意識しながら弾く」という話を書いたが、これが思ったより効果があるようだ。

この1週間、私にしては珍しく「上達した」ような気がしたので、今日の近況報告はうまくいっていることを中心に書いてみたい。


音色を意識するとミスが減る?

今回、いちばん効果があったような気がしているのが「音色を意識して練習する」ということ。

うまく弾けていない箇所を部分練習するわけだが、そのときに、出したい音をイメージ(強弱、タッチ、響き…)しながら、どう弾けばそれに近い音が出るのか、あれこれ試行錯誤するわけだ。

もちろん、ラクに弾くための指の形とか手の「さばき方」も考えているのだが、弾きながらかなり「耳を澄まして」いる。

そうしていると、いつもより進歩が速いような気がするし、ミスも減ったような気がするのだ。事実、三部形式 ABA' の A 部分では、引っかからずに弾ける(こともある)レベルになった。


中間部の表現が分かりかけている?

中間部( ABA' の B )の弾き方に悩んでいたのだが、少し手がかりをつかみかけてきた(と思う)。

最初の頃は、そもそもこのパターン(↓)が弾けるのか心配だったが、それはしつこく部分練習を繰り返すことでなんとか克服できた。




その次に課題になったのが、小さい音で、しかもメロディーラインらしいものはしっかり出すこと。

これは、まだ発展途上だが、左手を少し弱く弾くことと、右手のメリハリをつけることで少しずつ進歩しているような気がする。

問題は「表情」のつけ方というのか「表現」の部分。といっても、大それたことではなく、自分が気持ちよく弾ける(自分の気持ちにしっくりくる)ようにするには?…ということ。

そのヒントになりそうなものが少し見えてきたかも知れない…。


その一つは、《ブラームスの間奏曲 Op.117 を弾くためのTips(コツ?)》にも少し紹介したが、「ズレ」ということ。

楽譜自体が、「8分休符+♩♩♪」というように、メロディーが8分休符ぶん遅れて入るように作られている。

なのだが、これを単なるシンコペーションとして2つの「♩」をスパッと弾いてしまうと、なんだか味もそっけもない感じになる。ここに「ちょっとためらう感じ」で微妙なズレ(遅らせ)を入れると、いいニュアンスが出るような気がしている。


もう一つは、小さいクレッシェンドとディミヌエンド。上の楽譜の1〜2小節にあるような小さな起伏をつけること。(そう簡単にはつかないのだが…)

それに加えて、それぞれの「下降音形」に強弱のメリハリをつけることをいろいろ試している。上の楽譜の3〜4小節目でいうと、3小節目と4小節目で少し強弱(または弱強)をつけてみる。あるいは、小節内の前半と後半で変えてみる、など…。

この中間部は「嘆き」「繰り言」とも言えるので、場所によっては「小節の前半で強めに嘆き、後半でその嘆きも虚しいことをエコーのように弱くため息まじりに嘆く…」みたいな弾き方もあるのではないか…。

まぁ、ここはもう少し試行錯誤してみようと思っている。


終わり方、フレーズの収め方を意識する

以前から、どうも曲の終わりが苦手である。とくに、この曲のように静かに終わるものでは、なんとなく「締まりがない」「収まりがつかない」感じになってしまう。

原因はどうも2つくらいあるようだ。一つは、以前から認識していることだが、小さい音で和音をきれいに響かせることができないこと。もう一つは、"rit."(リタルダンド)が下手なこと。

そういえば、曲の途中のフレーズの収め方("rit."+"dim.")も苦手である。これは、少し意識的に練習する必要がありそうだ。

なので、実はこの終わりのところも部分練習をしていて、ここも「音色」を聴きながらいろいろ試しているところである。


…という感じで、「うまくいっていること」というより「うまくいきそうなこと」になってしまったが、もう少しで「自己満足」レベルに届きそうなところまで来ていると思う。なんとか、あと1週間くらいで頑張りたい…♪



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