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2014年8月4日月曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:赤石直哉「Torso I Bianco」

細く長くという感じで、いい曲との出会い(セレンディピティ?)を期待しながら「日本人作曲家のピアノ曲探し」を続けている。とくに現代、できれば現在も活躍中の作曲家を知りたいという気持ちで…。

【参考記事】



1週間ほど前に見つけたのが、上記記事の木下牧子作曲「9つのプレリュード」である。この土日でまた2曲ほど見つけた。

一つは、赤石直哉作曲の「Torso I Bianco」という曲。2010年に作曲されたもので、2013年に「第37回ピティナピアノコンペティション」の特級課題曲となっている。そのせいもあってか、いくつかの演奏がYouTubeにアップされている。そのうちの一つをご紹介しておく。



曲はいくぶん現代音楽風ではあるものの、なかなか表情に富んだいい曲だと思う。同じ作曲家の曲を検索してみたが、残念ながら次の曲(フルートとピアノ)しか見つからなかった。いい感じの曲であるが、フルートはよく分からない。ちなみに、ピアノは赤石氏本人が弾いている。



もう一つの曲は、小栗克裕作曲のピアノのための組曲「水の彩る風景」第2集 から第1曲「海を渡る風」。この組曲は「東日本大震災を、海鳥の視点から描いた作品」とのこと。


きれいな曲である。この組曲は5曲から構成されていて、すべてYouTubeで聴くことができる。

どの曲も第一印象はとてもよかったのだが、何度か聴いていると少し飽きてくる感じもある。どことなくドビュッシーを感じさせる部分もあり、その意味では好きなタイプの曲なのだが、何かが物足りないのだ。なので、今回はそのうち一番気に入った1曲だけを紹介しておく。


なお、「水の彩る風景」の最初の組曲(第1集)は楽譜が出版されている。第2集は「受注生産」となっているようだ。




2曲とも、《【現代ピアノ曲】日本人作曲家 》のリストに追加した。これまでにリストアップした作曲家はこれで7人になった。曲は10曲ほど。これからもボチボチ収集していこうと思っている。



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