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2014年6月18日水曜日

近況&ドビュッシー「アラベスク第1番」のお手本演奏を探す

1週間ほど前の記事《近況:ドビュッシー「アラベスク第1番」と格闘中(10日目)》に書いた状態から、残念ながら大きな進歩はない。一言でいうと「苦戦中」である。


■ 練習の進み具合

「2:3」のポリリズムはいまだに「練習中」。たまにうまくいくこともあるが、それでは弾けたことにはならない。連続するアルペジオも、なかなか脱力がうまくいかず、とぎれとぎれになってしまう。で、後半にもいくつかの「壁」がある。一応、作戦や練習方法は(頭では)考えてあるのだが…。(下記参考記事)




10個くらいのブロックに分けて、指に覚えさせることと「頭」で「暗譜」することを並行して行っているが、暗譜も意外と難しい。同じようなフレーズで微妙に違った音の構成(和音やリズム)が出てくるので、一筋縄ではいかない。

で、そろそろお手本にする演奏を探して、楽譜を見ながら聴くことを始めてみようかと考えた。以前、選曲をしているときに、YouTubeでいくつか聴いてみたが、今回はお手本とすることを前提に、少し分かりやすい?ものを探してみた。


■ 「アラベスク第1番」のお手本演奏を探す

あらためて探してみると、YouTubeにはたくさんの「Arabesque No.1」がアップされている。10個くらい聴いて気に入ったものを一つ探そうとしたのだが、なかなか一つに絞り込めない。なので、とりあえず候補を5つほどあげておく。選曲時点で聴いたもので候補に残ったのは、チッコリーニの演奏一つだけ。

新しい曲を練習するときには、①楽譜だけで自分の音楽的イメージを持つこと、②それを元にある程度弾けるようになるまで練習すること、③そのあとで初めて、参考にするため「複数の」ピアニストの演奏を聴くこと(聴いてもよい)、だそうだ。


なので、とりあえず「複数の」演奏を参考にすることにしたい。(①②の段階ができてないことは、とりあえず棚に上げることにして…)下記の順序は聴いた順番(お気に入り順ではない)。

ピアニスト:チッコリーニ

ピアニスト:Ricker Choi(本職は financial risk management?)

ピアニスト:不明

ピアニスト:Vladimir Valdivia(ペルー、1970年~)


■ おまけ:「アラベスク第1番」は名曲である

この曲を練習していて思ったこと。当たり前と言われるかも知れないが、「アラベスク第1番」はとてもいい曲だということ。

弾いてみると、音の響き(和音・パターン)が実にきれいだし、メロディ・ラインも魅力的だし、ポリリズムによる「アラベスク(唐草文様)効果」も楽しい。数小節ずつ細切れに弾いても、上手に弾けなくても、それなりにいい音がするので、そこである程度の満足感が得られる。

最近、この「満足感」が曲者だと思えてきた。言い訳するわけではないが、部分的に下手な弾き方をしていてもそれなりに楽しめるので、そこから先になかなか進まない、ということもあるのではないだろうか。

気がつくと、当然の課題である「止まらずに弾くこと」がとてもおろそかになっている。これではまずい。少し、じゃなく猛烈に反省して、ちゃんと曲になるように弾く練習を今日から始めようと思う。(決意!)



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