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2014年2月19日水曜日

大人のピアノ練習方法としての「録音」

1ヵ月くらい前から、自分の演奏(というレベルではないが…)をときどき録音してチェックしている。最初は、「途中で止まらずに弾く」という目標の確認のためであった。それはそれで役に立ったのだが、それ以上に自分の弾き方や弾いた音を確認するのに非常に有効である。

まあ、当然といえばそうなのだが、録音した音を聴いてみて分かったことがたくさんある。


例えば、

①弾きながら感じているテンポとまったく違う
②自分でつけているつもりの強弱がついていない
③音色・タッチが自分の感覚とかなり違う
④「あっヤバ!」と思った箇所は明確に音として聞こえる
⑤終わり方が中途半端(終わり感・余韻がない)

などである。


全体的に言うと、弾きながら自分で「こうしよう」と思っていることや「こんな音がしているはず」と感じていることと、実際の音とのギャップである。

③に関しては、ちょっと補足が必要である。録音には、簡単に使えるのでiPhoneの「ボイスメモ」を使っている。最初、iPhoneを譜面台において録音していた。そのせいで音色が少し硬くなるのではと思って、隣の棚において録音してみた。この方がよさそうである。


いろんな本で、「弾いているときには自分の音をよく聴きましょう」と書いてあるので、自分なりに聴く努力をしてきたつもりである。ところが、録音を聴くかぎり、ちゃんと聴けてなかったということなのだ。これはショックであった。

もともと、自分の演奏を録音することには抵抗があった。しかし、やってみると意外となんでもないし、思ったより冷静に聴くことができる。もしかすると「耳年増」の大人には適した方法かもしれない。



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