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2021年11月7日日曜日

カタルーニャ凄いかも:グラナドス、アルベニス、カザルス、モンポウ、ホセ・カレーラス ♪

ひょんなこと(後述)からスペインのカタルーニャ州に興味を引かれた。調べてみると、音楽関係の有名人がけっこう出ている。

また、マルタ・アルゲリッチの祖先は 18世紀にカタルーニャ地方からアルゼンチンへ移住していて、「アルゲリッチ」というのはカタルーニャ発祥の姓だそうだ ♪




カタルーニャ州というのはスペインの一番東側に位置していて、地中海に面している。北はピレネー山脈を隔ててフランスと接している。州都はバルセロナ。

作曲家としては、スペイン音楽を代表するグラナドスやアルベニス、そして 20世紀に入って活躍したフェデリコ・モンポウ(Federico Mompou、1893 -1987)がいる。

偉大なチェリスト&指揮者のパブロ・カザルスも、三大テノールの一人、ホセ・カレーラスもカタルーニャ出身だ。

美術の分野でもジョアン・ミロとサルバドール・ダリがいる。また、有名なサグラダ・ファミリア教会(バルセロナにある)を手がけたアントニ・ガウディも…。


音楽の中心的存在になっているのが、1847年に完成したオペラハウス、リセウ大劇場とリセウ高等音楽院。音楽院は、リセウ大劇場の歌手養成所が 1854年に音楽院に昇格した。

教員には、グラナドスやカザルスが名を連ね、出身者にはモンポウやピアニスト&作曲家のフランク・マーシャル(Frank Marshall、1883-1959)がいる。

フランク・マーシャルは、グラナドスの弟子で、アリシア・デ・ラローチャの先生。ピアノ曲「カタロニア組曲」などを作曲している。


バルセロナは、恥ずかしながらあまり知らなかったのだが…(^^;)…、かなり文化・芸術の盛んな所のようで、リセウ大劇場とリセウ高等音楽院の近くには美術館なども多い。

ピカソ美術館やミロ美術館、そしてサクラダ・ファミリアもある。




以上、ネット情報から即席で仕込んだカタルーニャの豆知識。主な出典は下記。

✏️カタルーニャ州(Wikipedia)

✏️リセウ高等音楽院(Wikipedia)


ところで、最初に書いた「ひょんなこと」というのは、このニュース記事(↓)に登場する「カガネル」(Caganer)という人形の存在を知ったこと。


ここに写真を引用するのは、ピアノ・ブログに相応しくない?ので、興味ある方は直接上の記事をみて戴くとして…。

最初見たときにはビックリしたのだが、いくつも見ているうちにちょっと面白くなり、何だか愛嬌があって少し好きになりかけているかも…(^^;)。沢山見たい方は下記。



この「カガネル」は、カタルーニャ地方に伝わる昔からの伝統で、クリスマスの時期に翌年の豊穣・希望・繁栄を祈るために飾られていたとのこと。

元々は「バラティーナという伝統的な帽子を被ってしゃがんでいる男の人形」だったのだが、日本の羽子板や雛人形と同じで、その年に活躍した有名人の人形が毎年作られるようだ。

で、今年は環境活動家グレタ・トゥンベリさんや、米副大統領カマラ・ハリスさんの「カガネル」が作られたというニュースが上に紹介した記事。

まぁ、たまにはこんな人形を見てニヤニヤしてみるのも…(^^;)…どうですかね?


おまけ。お口直し?

スペインということで思い出したのが、つい最近のショパンコンクールで 3位となり、私のお気に入りピアニスト候補入りした Martin Garcia Garcia くんのこと。

もしやカタルーニャ出身では?…などと思いながら調べたら、アストゥリアス州のヒホン(Gijón)というところで生まれたようだ。こちらは、スペインの北の方で大西洋に面している所だ。

そのガルシア・ガルシアくん、さすがにモンポウの「ひそやかな音楽」などを弾いていたりする。ショパンコンクールで見せた陽気さとは違った側面を感じられて面白い ♪

♪ Música Callada XVI - Federico Mompou. Martín García García

♪ Música Callada XI - Federico Mompou. Martín García García

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