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2021年6月29日火曜日

Bach100: チェンバロ協奏曲第2番 BWV1053 ピアノもオーボエもいい ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は「チェンバロ協奏曲 第2番 BWV1053 ホ長調」。

これも聴き覚えのある曲。チェンバロ、オーボエ、ピアノで聴いてみた。


BWV1053 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


楽章構成は第1番と同じで、ヴィヴァルディ様式の「急・緩・急」の 3楽章構成。第1楽章と第3楽章は,イタリア・オペラの「ダ・カーポ様式」を取り入れており,提示部に続いて展開部が置かれ,いったん終始して提示部が再現されて終わる形になっている。

このチェンバロ協奏曲第2番 BWV1053 もオーボエ(またはヴァイオリン?)協奏曲の原曲をチェンバロ用に編曲したものと考えられているが、原曲は消失している。のちに、オーボエ協奏曲 BWV1052Rとして復元されている。


第1楽章はカンタータ第169番「神にのみ わが心を捧げん」のシンフォニアとして、第2楽章は同じカンタータの第5曲のアリアとして用いられている。

また、第3楽章はカンタータ第49番「われは生きて汝をこがれ求む」の冒頭シンフォニアとして用いられている。

原曲のオーボエ協奏曲とカンタータと、どちらが最初に作られたのかははっきりしていないようだ。


聴いたのは、フランスのチェンバロ奏者、クリストフ・ルセ(Christophe Rousset、1961〜)の演奏(↓)。


使われている楽器は "Harpsichord after Carl Conrad Fleischer 1720 by Robert Gogle and Sons, Oxford 1990" と書いてあるので、1720年製のものを 1990年にコピーしたものだと思われる。


ピアノでの演奏は、マレイ・ペライアが Academy of St Martin in the Fields(アカデミー室内管弦楽団)と、たぶん 2000年に録音したもの(↓)を聴いた。


第2楽章は、分散和音的な伴奏部分も旋律の部分も、チェンバロよりピアノの方が好きかもしれない…(^^)♪ 全体的にはチェンバロの趣ある響きが好きなのだけれど…。


そして、復元された原曲のオーボエ協奏曲 BWV1053R をオランダバッハ協会の演奏で聴いた。オーボエ奏者はエマ・ブラック(Emma Black)という人。

これもいい感じなのだが、個人的にはチェンバロかピアノの方が好きかな…。


そして、転用された、あるいは元となったカンタータの一つ「神にのみ わが心を捧げん」(Gott soll allein mein Herze haben)BWV169 を最後に聴いた。

聴き慣れた旋律が登場すると、やはり親しみを感じる…(^^)♪ 

Rudolf Lutz 指揮のバッハ財団の演奏。アルトの Claude Eichenberger(クロード・アイヘンベルガー)という人もいい声をしている ♪



以上、主な出典記事は下記。




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