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2021年2月20日土曜日

アルゲリッチ、ラヴェル(ピアノ協奏曲)の最新演奏すばらしい ♪

今朝、散歩から帰ってきてピアノ関連のニュースをチェックしていたら、アルゲリッチが昨日ドイツからライブ配信をしたという情報を発見。ハンブルク交響楽団(Hamburg Symphony)とラヴェルの「ピアノ協奏曲 ト長調」を弾いたようだ。

調べると、日本時間で今日の午前 3時からの演奏会(無観客)で、すでにアーカイヴ動画があがっていた。…ので、6時間ほど前に行われたとれたて?の演奏を聴いた ♪




これが、とても素晴らしい演奏だった ♪ アルゲリッチの演奏を聴いていつも思うのは、音が「生きている」ということ。単なる躍動感みたいなものではなく、音に中身が詰まっていて、それが音楽の流れに自然に溢れ出している感じ…(^^)♪

その動画は下記 Vimeo に載っている。2番目のリンクからも見れるが、他の動画も載っているのでそのうち消えるかもしれない。

✏️MARTHA ARGERICH / SYMPHONIKER HAMBURG(紹介サイト)

✏️Symphoniker Hamburg(動画が色々載っているサイト)



アルゲリッチの出番は "58:30" あたりから。その前に、ラヴェルの「クープランの墓」(管弦楽版)、ベートーヴェンの交響曲第8番、インタビューやピアノのオーバーホールの映像などが入っている。指揮は Sylvain Cambreling(シルヴァン・カンブルラン)というフランスの人。


無観客で、オーケストラもかなり distance をとった配置になっているので、響きが少し普通とは違う感じもするが、何となく楽器それぞれの音がきれいに聴こえるようなきもして、全体に立体感が感じられて、私は好きだ。

オーディオ的な感覚で言うと「音場」感が広く感じられて、それぞれの楽器の「音像」がきちんと「定位」しているようなイメージだ。

オーケストラのそれぞれの演奏者も上手いのだと思う。弦もいいし、ハープもいいし、打楽器もいいし、第2楽章のイングリッシュホルン(コール・アングレ : Cor anglais)も本当に素晴らしい ♪


アルゲリッチのピアノは少し丸みを帯びた印象だが、それでもラヴェル感(やや硬質な)も出ているし、柔らかいところの音は本当に美しい。

私の感じた「丸み」が録音やホールの環境のせいなのか、ピアノのせいなのか、ご本人のお歳のせい(今年 6月で80歳)なのか…(^^;)…分からないが…。



ちなみに、使われているピアノは1925年製のスタインウェイをオーバーホールしたものと思われる。動画の中にその様子が紹介されていて、動画の最初にもグランドピアノとして、"Der Blaue Flügel" Steinway D 246986 と記されているので…。

そして、この美しいホールはハンブルク交響楽団の本拠地で Laeiszhalle(ライスハレ)という場所のようだ。外観は下記(Wikipedia よりお借りした)。




…と、今日は本当にいい一日のスタートとなった。少し風は強いがお天気も快晴。午後は少し庭仕事でもするか…(^^)♪



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