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2021年2月10日水曜日

▼リスト「風景」:指が届かない!対策…右手?左手?問題…

リストの超絶技巧練習曲 S.139-3「風景」 は、なぜだか練習の進み方が遅くて、10日も経つのにまだ譜読みが終わった気がしていない…。

全体像は何となくつかめてきて、指使いもほぼ決まってきたのだが、指が届かないところの対策を考えるのに時間がかかったかも知れない。

前回の進捗報告(↓)も「指が届かない!」というグチばかりだった…(^^;)。





何とか方法を見つけないと弾けないままで終わってしまうので、届かない箇所については一通り対策を考えた。とりあえずの案を決めたので、いくつかご紹介してみようと思う。

まず、上の図(楽譜)は曲の冒頭であるが、右手がお休みなのをいいことに、出だしからいきなり右手を使うことにした…(^^;)。赤い四角で囲んだところ。

やってみると、右手の方がコントロールが効くので、dolcissimo がやりやすい ♪


下の楽譜は、旋律が右手から左手に移る最初の部分。ここはギリギリ届かないこともないのだが、旋律の音をきちんと出すためにアルペジオみたいに?「ファ→ラ」と弾くことにした。

2音でも「アルペジオ」と言うのかな…(^^;)?




そして、ココ(↓)が「届かない」問題の中では最大の難関。

アクセントやスタッカティッシモが付いているので、アルペジオで「じゃら〜ん」と弾くのは間が抜けそうだし、右手と合わせるのが難しそうだし…。

…ということで、ここは何とか「同時打鍵」を目指すことにした。幸い、同じ和音が続くので、最初さえしっかりつかむことが出来れば何とかなる…かも…(^^;)?




それから、前回どっちの手でとるか悩んでいた "ritenuto ed appassionato assai" のところであるが、この楽譜(↓)通りに、左手を交差させて弾くことにした。

やや苦しい姿勢になるが、この方が右手の流れも自然だし、音楽的にもこちらの方がいいような気がする…。オリジナルの楽譜もそういう意図のように思える。




上の弾き方を選んだもう一つの理由は、お手本の音源を探していて、ベレゾフスキーの弾き方がそうなっていた…というのもある。

ベレゾフスキーは手も大きいし、体も大きいので実に楽に弾いている。羨ましい…(^^;)。



この演奏は好きなのだが、テンポが速すぎる…(^^;)。…ので、テンポとしては、このトリフォノフ(↓)くらいにしたいと思う。



…という感じで、そろそろ「部分練習」に入りたいと思っている。…のだが、全体的に難しいので、ブロック分けして一つずつ練習していくとしても、少し時間がかかりそうだ。

この分だと、2月末に終わるのは無理そう…。2月は 28日までしかないし…(^^;)。まぁ、初めてとりくむリストなので、あまり焦らずにしっかり練習したいとは思っている。



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