ページ

2021年1月8日金曜日

Bach100: 無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009 はジャン=ギアン・ケラス ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今回は無伴奏チェロ組曲第3番  ハ長調 BWV1009 。今ひとつ聴き覚えがなかったのだが、なぜか終曲のジーグ Gigue だけはよく覚えていた。

そして、また新しいチェリストを見つけた…(^^)♪

BWV1009 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia


今回のお気に入り演奏のチェリストはジャン=ギアン・ケラス。

なんとなく見覚えのある名前だと思ったら、第1番を聴いたときにメモしておいた何人かのチェリストの一人だった。





ジャン=ギアン・ケラス(Jean-Guihen Queyras、1967-)は、モントリオール生まれ、カナダのチェリスト。

リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。1990年〜2001年には、アンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務めている。

演奏楽器は1696年製の Gioffredo Cappa(ジョフレド・カッパ)。メセナ・ミュジカル・ソシエテ・ジェネラルより貸与されたもの。ドイツ・フライブルク音楽大学教授。

以上、出典記事は下記。

✏️Jean-Guihen Queyras(Eアーツ)


日本にもけっこう来ていて、初来日はたぶん 2017年。イザベル・ファウスト(Vn)、アレクサンドル・メルニコフ(Pf)とトリオやデュオの公演を行っている。

実は、昨年 12月にも、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏!を王子ホールなどで行う予定だったが、コロナ禍のためにキャンセルになっている。



で、第3番についても、巨匠からマルク・コッペイ(第2番のお気に入り)から知らないチェリストまで、数人の演奏を聴いてみた。

その中でダントツに気に入ったのが、ジャン=ギアン・ケラスのこの演奏(↓)。



出だしの 1フレーズでいきなり引き込まれる。そのあとも、伸びのある響きと活き活きとした勢いのある躍動感で聴く者を飽きさせない ♪ やや現代的な演奏かも知れない。

動画の解説に「Violoncello: Gioffredo Cappa, 1696」と使用楽器が書いてあるので、きっと楽器もいいのだろう。録音(音響)もいいと思う。


ところで、無伴奏チェロ組曲全曲の音源もあったので、試しに第1番を聴いてみた。こちらは、なぜかそれほど引き込まれるような演奏でもなかった…。



ここまで、第1番から第3番まで 3曲聴いて、ほとんど何の先入観もなしに一番気に入った演奏をピックアップしてきたのだが、3曲とも違うチェリストだ。不思議だ…。

1番はヤーノシュ・シュタルケル、2番はマルク・コッペイ、そして、3番はジャン=ギアン・ケラス。こんなことは、ピアノではあまりないような気もするが…(^^;) ?

チェロとピアノでは何かが違うのか、たまたまなのか? まぁ、いずれにしても、このあとの第4番〜第6番が楽しみになってきた…😊



【関連記事】

0 件のコメント:

コメントを投稿