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2020年4月5日日曜日

BTHVN op.17: 珍しいベートーヴェンのホルンソナタ ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、 今日は Op.17、ベートーヴェンが作った唯一の「ホルンソナタ」ヘ長調(1800)である。

「当時最も有名なホルン奏者プント G.Punto(本名はシュティヒ J. W. Stich)の知遇を得たベートーヴェンがウィーンでの彼の演奏会のために一晩で書き上げた曲」だそうだ。


Op.17

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


解説記事はあまり見当たらないが、この記事(↓)が分かりやすかった。

✏️ベートーヴェン/ソナタ ヘ長調 作品17

この記事によると、「初演は1800年4月18日プントとベートーヴェンによって」行われ、翌1801年に出版されたが、タイトルは《ホルン又はチェロを伴奏とするピアノのためのソナタ》だったそうだ。つまり、ピアノが重要なパートを占めている曲ということになる。


YouTube にいくつかの演奏があがっているが、一番気に入ったのがコレ(↓)。ピアノはエリック・ル・サージュ(Eric Le Sage)、ホルンはラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Radovan Vlatkovic)という人。ただ、残念ながら第1楽章しか見つからなかった。

♪ Sonata for Piano and Horn in F Major, Op. 17: I. Allegro moderato


で、動画に写っている CDジャケットとタイトルなどを頼りに、Spotify で探して聴いてみた(↓)。やはり、なかなかいい演奏だと思う。

まぁ、ホルンの曲はほとんど聴いたことがないので、まったくの第一印象ではあるが、好きな演奏とそうでない演奏は割とはっきり分かれるようだ。…。

Beethoven:Music for Wind(Import)




ちなみに、この CD に登場する "Les Vents Français"(レ・ヴァン・フランセ)という管楽アンサンブルは「管楽器のスーパースター軍団」だそうだ。

クラリネットのポール・メイエが中心となって結成されたもので、メンバーはフルートのエマニュエル・パユ、オーボエのフランソワ・ルルー、ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィチ、バソン(ファゴット)のジルベール・オダン、ピアノのエリック・ル・サージュという、超一流のソリスト6人。

私が知っているのは、フルートのエマニュエル・パユとピアノのエリック・ル・サージュしかいないが…。"Les Vents Français" という名前、覚えておこう…(^^)♪


参考までに、YouTube で全楽章が聴けるの中で演奏で一番(上の演奏の次に)気に入ったのがコレ(↓)。ホルンが Stanislav Davydov、ピアノが Irina Krasotina という人(二人とも知らない名前)。ライヴで、途中大きな咳が入っているのが難点だが…(^^;)。

♪ Beethoven Horn Sonata op. 17 ( Davydov - horn 22.10.2016 )


おまけ。Spotify で検索しているときに、弦楽五重奏の編曲版を見つけた(↓)。聴いてみると、これがとても素晴らしかった。原曲のホルン版より好きかも知れない ♪

Carl Khym(1770-1819?)という人が編曲したもので、ホルンのパートはチェロが担当している。元々「ホルン又はチェロを伴奏とする…」曲なので自然にそうなるのだろう。

この CD には、ピアノトリオ2曲(Op.1-2、Op.11)を弦楽五重奏に編曲したものも入っている。演奏は、Metamorphosis Quintet というグループ。

String Quintets 1





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