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2020年1月29日水曜日

BTHVN op.8: セレナード(弦楽三重奏)演奏による違い!

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、今日は Op.8「弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調」(1796-97)を聴いた…。


Op.8

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


聴いたのだが、3回ほど聴いてもこの曲の良さがよく分からない…(^^;)。部分的に魅力的なところもあるにはあるのだが…。

聴いたのはコレ(↓)。…と、もう一つ別の演奏。

Ludwig van Beethoven - Serenade D-Dur op. 8 | WDR Sinfonieorchester


Wikipedia によると、弦楽三重奏というのはあまりポピュラーではないようだ。

「弦楽四重奏に比べるとヴァイオリンが1本減っており、より透明なハーモニーとなるが、西洋音楽の基本は4声体であるため、…作品の数はあまり多くない」

そのなかで、ベートーヴェンは他の作曲家に比べると多い方だ。作品3、8、そして作品9の3曲、あわせて5曲の弦楽三重奏曲を残している。

作品9のあとは弦楽四重奏曲(16曲)しか作っていない。理由は分からないが…。


…と、ここまでで今回は終わりにしようと思ったのだが、作品3の弦楽三重奏曲第1番で何を書いていたか、自分の記事(↓)を確認してみた。

《BTHVN op.3: 弦楽三重奏曲第1番、優雅でいい感じ ♪》


で、このとき Spotify で聴いた Trio Zimmermann のCD(↓)を見ると、なんと作品8のセレナードも入っている。

ベートーヴェン : 弦楽三重奏曲第1番 | セレナード ニ長調 [SACD Hybrid] [輸入盤]




あまり期待せずに聴いてみたら、これが別の曲を聴いているようにいいのだ…(^^)!

これは Trio Zimmermann の演奏がいいのだとは思うが、私の弦楽器に対する好みみたいなものにも影響されているかも知れない…と思い始めた。

たぶん、弦楽器はピアノ以上に「音響」に左右されるのではないかと思う。「音響」といっているのは、楽器の音色・演奏家の力量などによる音の張りだったり艶やかさだったりするのだが、録音などの影響もあると思われる。

それと、弦楽器は弓で弦を擦るときの技術(アーティキュレーションかな?)によって、音の立ち上がりなどの印象がまるで変わってしまう。

そのあたりで、Trio Zimmermann の録音が私の好みにピッタリということかも知れない。

アーティキュレーションがはっきりしていて、キビキビしていてメリハリがあって、音がとても艶やかで豊か…な演奏だ ♪


まだ、この作品そのものがどうだかはよく分からないが、やはり音楽というのは演奏でまったく印象が変わることを、改めて強く感じた。

Trio Zimmermann の演奏を聴いて、一覧表の「好み:🄰 🄱 🄲」のランクを🄲から🄱に引き上げた…(^^;)。



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《All BTHVN 🎧》

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