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2018年7月24日火曜日

▼ドビュッシー「レントより遅く」指使いの修正 ♪

ドビュッシーの「レントより遅く」、練習開始から 3週間以上が経ったが、暗譜がなかなか進まない。かなり「まだら」状態で、全体で 70%くらいの「暗譜率」?だろうか…。

ところで、少し前に指使いの「答え合わせ」をしてみた。自分で決めた指使いと、ウチにある楽譜、『ドビュッシーピアノ曲集(8)』(音楽之友社、安川加寿子 校註)とを比較して、参考にするためである。安川加寿子先生の校註(↓)はとても丁寧だ。




いま練習に使っている楽譜(↓)は IMSLP からダウンロードしたもので、指使いやペダル記号など奏法に関する記述は一切ない。色々書き込む「白地図」みたいな…(^^;)。



「答え合わせ」の結果、色々と違いが見つかったのだが、実際にやってみて「なるほど!」と思った部分は変更し、やっぱり自分で決めた方が弾きやすかったり、しっくりくるところは元のままにした。

たとえば「展開部」(中間部)の最初の部分(↓)。この半音階をどうやって弾こうかと悩んでいたのだが…。


この 3〜4小節目の指使いは、私は「(3)-2-3-4-3-4 / 3-5-3」としていたのだが、安川加寿子先生は「(3)-2-2-3-4-5 / 3-5-3」とされている。

…のだが、何度やっても自分で考えた方が私にとっては弾きやすいようなので、そのまま「我流」?を通すことにした…(^^;)。


意外だったのが、あちこちに「左手でとる」箇所があること。これは自分では思いもよらず、楽譜通りに?上の段に書いてある音符はすべて右手で弾いていた…。

これも「なるほど!」の部分は左手に変更したが、一部、やはり右手の方が弾きやすいと感じたところは右手のままにした。

例えば下の楽譜で、最初の赤丸をつけたところは左手の方が断然弾きやすい(ので、採用!)。ところが、次の Retenu の箇所の F の音は左手にする必然性が感じられず、右手で弾くことにした。慣れてしまったというのもあるかも知れない。

もしかすると、音楽的に見てテノール声部(下から2番目)ということ、つまり♭付きの「シーラソラー」の「ラ」だからかも知れないが…。





もう一つ、左手に変更してとても弾きやすくなったのが次の箇所(「再現部」の最初)。これはまったく気がつかなかった。喜んで採用させていただいた…(^^)♪




それから、安川加寿子版には、ペダル記号がとても細かく指定してある。

これはとてもありがたい ♪ …のだが、これを忠実にたどるのは、私にとってはかなり難易度が高くなることなので、基本的なパターンを参考にさせて戴いて、あとはそれなりに?やってみようと思っている。


もう一つ、あとで参考にさせてもらおうと思っているのが "una corda" / "tre corde" の指示。弱い音でしっかり出すのが苦手なので、どこかで "una corda" は使うのかな〜と考えてはいたのだが…。

ただ、よく見ると「ここ使いたい」と思っていた箇所は "tre corde" だったりするので、もう少し弾けるようになってから考えたい…。


まずは修正した指使いでしっかり弾けるようにして、暗譜を確かなものにして、それから強弱やルバートをコントロールできるようにして、ペダルや "una corda" をできるだけきちんと使えるように。…と、先はまだまだ長そうだ…(^^;)。


参考:『ドビュッシーピアノ曲集(8)』
  (音楽之友社、安川加寿子 校註)




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